2024-07-30 / 最終更新日時 : 2024-07-31 タオ 感性豊かな才知 宮のお側ではうわさ話で(1)和泉式部日記を書いて 1.宮に仕える女房は 釈文:「宮も、言ふかひなからず、つれづれのなぐさめに、とはおぼすに、ある人々きこゆるやう、『このころは、源少将なんいますなる、ひるもいますなり』と言へば」 選字は「みや毛言布可ひ奈可羅春徒連ヽヽの […]
2024-07-29 / 最終更新日時 : 2024-07-30 タオ 感性豊かな才知 空ゆく月にさそはれて(4)和泉式部日記から 4.やはりすばらしいお方で釈文:「とぞある。なほいとをかしうもおはしけるかな、いかで、いとあやしきものにきこしめしたるを、きこしめしなほされにしがな、と思ふ。」 選字は「登所ある那本いと遠かしう毛於者志介 流可奈以可亭い […]
2024-07-28 / 最終更新日時 : 2024-07-30 タオ 感性豊かな才知 空行く月にさそはれて(3)和泉式部日記から 3.本当かどうか釈文:「とて帰らせ給ひぬるのち、ありつる御文見れば、『われゆゑに月をながむと告げつれば まことかと見に出でて来にけり』」 選字は「王れ由盈耳月越奈可無と徒希つ 麗者ま許とか度見二出傳ヽ来爾介里」 鑑賞:「 […]
2024-07-27 / 最終更新日時 : 2024-07-30 タオ 感性豊かな才知 空行く月にさそはれて(2)和泉式部日記から 2.心ならずも釈文:「あぢきなく雲居の月にさそはれて 影こそ出づれ心やはゆく」 鑑賞:「あぢきなく」はいやいやながら。女の歌の「空ゆく月」を「雲居の月」と言い換え、「月の影」から「影」を離して「心」に対する「身体」の意味 […]
2024-07-26 / 最終更新日時 : 2024-07-30 タオ 感性豊かな才知 空行く月にさそはれて(1)和泉式部日記から 1.子供のように釈文:人の言ふほどよりもこめきて、あはれにおぼさる。『あが君や』とて、しばしのぼらせ給ひて、出でさせ給ふとて」 選字は「人農言布ほとよ里茂こ免支亭あ八 連に於本さる阿可君や登天し盤志 乃本ら勢多ま比亭出傳 […]
2024-07-25 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(5)和泉式部日記を書いて 5.試しに雨が 釈文:「こころみに雨も降らなん宿すぎて 空行く月の影やとまると」 選字は「こヽ露三耳あ免毛降ら奈无宿寸支天 楚羅遊久月能可希や登ま流と」 鑑賞:「空行く月」宮を月にたとえて女は歌を詠んだ。歌意は「ためしに […]
2024-07-24 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(4)和泉式部日記を書いて 4.あすは物忌み 釈文:「あすは物忌みと言ひつれば、なからむもあやしと思ひてなん』とて、帰らせ給へば」 選字は「阿春八 茂の忌三と言比つれ者な可羅無もあや志 と思ひて那无とて帰ら世た万遍者」 鑑賞:「物忌み」日や方角が悪 […]
2024-07-23 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(3)和泉式部日記を書いて 3.今宵は帰ります釈文:「いとなまめかし。近う寄らせ給ひて、『こよひはまかりなむよ。たれにしのびつるぞ、と見あらはさんとてなん。」 選字は「いと奈万免可し近う寄らせ多ま 比亭こ夜日八万可梨那無よた連二し能日 徒る所と見あ […]
2024-07-22 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(2)和泉式部日記を書いて 2.趣ある庭を歩いて 釈文:「宮も、のぼりなむとおぼしたり。前栽のをかしきなかにありかせ給ひて、『人は草葉の露なれや』などのたまふ。」 選字は「みやも乃本り那無と於奉し 多利前栽のを可し支難可爾あ里かせ給 飛て人盤草葉の […]
2024-07-21 / 最終更新日時 : 2024-07-25 タオ 感性豊かな才知 「人は草葉の露なれや」など(1)和泉式部日記を書いて 1.とても遠くにおいでなので 釈文:「さし出でさせ給へり。女、物きこえんにも、ほど遠くて便なければ、扇を差し出でて、とりつ。」 選字は「佐し出傳さ勢多ま遍り女も能きこえ無 耳毛ほと遠九天便な希連八扇を沙志出 亭ヽ登里つ」 […]