2024-11-07 / 最終更新日時 : 2024-11-09 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(4)和泉式部日記より 4.無明長夜釈文:「かくてすぐすも明けぬ夜の心地のみすれば、はかなきたはぶれごとも、言ふ人あまたありしかば、あやしきさまにぞ言ふべかめる」 選字は「可久天寸具春裳明希 ぬ夜農心地すれ盤ヽか奈支多は布連こと茂言ふ 人あま多 […]
2024-11-06 / 最終更新日時 : 2024-11-06 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(3)和泉式部日記より 3.宮のお誘いに釈文:「げに、今さらさやうにならびなきありさまはいかがせんなど思ひて、一ノ宮のことも聞こえきれてあるを、さりとて山のあなたにしるべする人もなきを」 選字は「希爾今佐らさやうに奈ら比那支あ利さ 満者意可ヽ勢 […]
2024-11-05 / 最終更新日時 : 2024-11-06 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(2)和泉式部日記より 2.ちょっと座りこみ釈文:「人もなき所に、つい居などもせず、行ひなどするにだに、ただひとりあれば、おなじ心に物語りきこえてあらば、なぐさむことやある、と思ふなり』などのたまふにも」 選字は「人毛難支所爾徒い ゐ那ともせ須 […]
2024-11-04 / 最終更新日時 : 2024-11-06 タオ 感性豊かな才知 山のあなたに(1)和泉式部日記より 1.人などあれど釈文:「もしのたまふさまなるつれづれならば、かしこへはおはしましなんや。人などもあれど、便なかるべきにはあらず。もとよりかかるありきにつきなき身なればにや」 選字は「もし能多万布佐ま奈るつれヽヽ那ら者かし […]
2024-11-03 / 最終更新日時 : 2024-11-03 タオ 感性豊かな才知 空ゆく月にも(6)和泉式部日記より 6.忘るなよ釈文:「まことに聞くことのありて、制することなどあらば、空行く月にもあらん。」 選字は「万許と爾聞九こと能あ里傳せ意須ること奈と阿 羅八空行九月耳毛阿ら無」 鑑賞:「まことに聞くことのありて」宮の兄の東宮や道 […]
2024-11-02 / 最終更新日時 : 2024-11-02 タオ 感性豊かな才知 空行く月にも(5)和泉式部日記より 5.これからの行方は釈文:「いかにせまし、と思ふをりもあれど、古めかしき心なればにや、聞こえたえんことの、いとあはれにおぼえて、さりとて、かくのみはえ参り来まじきを」 選字は「い可に勢ましとお裳布越里ヽヽ毛あ れと古免可 […]
2024-11-01 / 最終更新日時 : 2024-11-01 タオ 感性豊かな才知 空ゆく月にも(4)和泉式部日記より 4.人に見られることも釈文:「時々参ればにや、見ゆることもなけれど、それも、人のいと聞きにくく言ふに、またたびたび帰るほどの心地のわりなかりしも、人げなくおぼえなどせしかば」 選字は「時々ま井連八耳や見ゆること毛 那希連 […]
2024-10-31 / 最終更新日時 : 2024-10-31 タオ 感性豊かな才知 空ゆく月にも(3)和泉式部日記より 3.つれづれにあなたを釈文:「『いとかくつれづれにながめ給ふらんを、思ひおきたることなけれど、ただおはせかし。世の中の人も便なげに言ふなり。」 選字は「いと可九徒連ヽヽ爾那可免多万 布ら无越思ひ於支多流こと難介れと多ヽ […]
2024-10-30 / 最終更新日時 : 2024-10-30 タオ 感性豊かな才知 空行く月にも(2)和泉式部日記より 2.世なれた人では釈文:「世になれた人にはあらず、ただいとものはかなげに見ゆるも、いと心苦しくおぼされて、あはれに語らはせ給ふに」 選字は「世二 裳那連多流飛と爾盤阿ら春多ヽいともの 者か奈希二見遊るも意登こヽ楼久る し […]
2024-10-29 / 最終更新日時 : 2024-10-30 タオ 感性豊かな才知 空行く月にも(1)和泉式部日記より 1.空の情趣を釈文:「ひと夜の空の気色の、あはれに見えしかば、心がらにや、それよりのち心苦しとおぼされて、しばしばおはしまして、ありさまなど御覧しもて行くに」 選字は「ひと夜乃空農遣し支の阿者連に見 盈し可盤心可羅耳やそ […]