2025-06-30 / 最終更新日時 : 2025-06-30 タオ 感性豊かな才知 物思ひせず心のどかな日(3)和泉式部日記を書いて 3.所在なく釈文:つれづれとけふ数ふれば年月の きのふぞものは思はざりける」 選字は「徒連ヽヽ登遣布数ふれ盤年月の 記乃ふ楚も農八お裳はさり介類」 鑑賞:「昨日」は「心のどかに御物忌起きふし聞えてつれづれもまぎれた、「昨 […]
2025-06-29 / 最終更新日時 : 2025-06-29 タオ 感性豊かな才知 物思ひせず心のどかな日(2)和泉式部日記を書いて 2.無性に思ひが釈文:「御物忌みすぎぬれば、例の所に帰りて、けふはつねよりも名残り恋しう思ひ出でられて、わりなくおぼゆれば、きこゆ」 選字は「御物忌み寸きぬ連八例の所爾帰 利傳希ふ者徒年より毛名残利恋しう 思比出て羅連て […]
2025-06-28 / 最終更新日時 : 2025-06-29 タオ 感性豊かな才知 物思ひせず心のどかな日(1)和泉式部日記を書いて 1.心のどかに釈文:「心のどかに御物語り、起きふしきこえて、つれづれもまぎるれば、参りなまほしきに」 選字は「こヽ楼乃とか耳御物語り起支布志きこ 盈弖徒連ヽヽ裳ま幾るれ盤万ゐ利那ま 保し支二」 鑑賞:「御物語り」特に物語 […]
2025-06-27 / 最終更新日時 : 2025-06-27 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(6)和泉式部日記を書いて 6.牛車の迎えが釈文:「しのびたる所におはしますとて、例の車あれば、今はただのたまはせんにしたがひて、と思へば、参りぬ。」 選字は「し能飛多流所爾お 者し万須とて例の車あれ盤今者多ヽの堂まは勢无二し多可ひて登思へ盤満ゐ […]
2025-06-25 / 最終更新日時 : 2025-06-25 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(4)和泉式部日記を書いて 4.訪れる人もない家で釈文:「かれはててわれよりほかに問ふ人も あらしの風をいかが聞くらん」 鑑賞:「あらし」を「嵐」と「あらじ」とにかける。 歌意は「草木が枯れてしまって、私の他に誰も訪ねる人がいないと思われる宿で、嵐 […]
2025-06-24 / 最終更新日時 : 2025-06-24 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(3)和泉式部日記を書いて 3.風の音はいかが釈文:「ときこえたれば、かれよりのたまはせかける、御文を見れば、いとおそろしげなる風の音いかが、とあはれになん」 選字は「ときこ盈多れ盤可麗より能堂万はせ介類 御文を見連八意登於曽露し遣那る風の 音い可 […]
2025-06-23 / 最終更新日時 : 2025-06-23 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(2)和泉式部日記を書いて 2.霜枯れのわびしさ釈文:「おぼしやらぬなめりかし、と思ひて、暮れつ方、きこゆ。『霜がれはわびしかりけりあき風の ふくにはをぎのおとづれもしき』」 選字は「おと越於本しやらぬ奈免里可志 登思ひて暮れつ方支ら遊 し裳可禮者 […]
2025-06-22 / 最終更新日時 : 2025-06-22 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(1)和泉式部日記を書いて 1.雨風が強く釈文:「かくのみ絶えずのたまはすれど、おはしますことはかたし。雨風などいたう降り吹く日しも、おとづれ給はねば、人少ななる所の風の音を」 選字は「か久乃み絶え寸能多(堂)まは連と於者しま 須こ登者閑多し雨風奈 […]
2025-06-21 / 最終更新日時 : 2025-06-21 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(14)和泉式部日記より 14.さあ、いらっしゃい釈文:「かかること言はれじとおぼさば、いざ、たまへかし などのたまはせて、明けぬれば出でさせ給ひぬ。」 選字は「かヽ類こと言は連事登於本沙者いさ多満へ可し奈 度乃多万盤せて明希ぬれ者出弖佐せ多 ま […]
2025-06-20 / 最終更新日時 : 2025-06-20 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(13)和泉式部日記より 13.暮れてから釈文:「ときこえてあるほどに、暮れぬれば、おはしましたり。なほ人の言ふことのあれば、よもとは思ひながらきこえしに」 選字は「ときこ江てあ流本と二暮れぬ連八お者志 まし堂里な本人農言布ことの阿連八 よ裳とは […]