2025-08-15 / 最終更新日時 : 2025-08-15 タオ 感性豊かな才知 雪を白梅に見立てて歌を(2)和泉式部日記より 2.雪が降ると釈文:「雪降れば木々の木の葉も春ならで おしなべ梅の花ぞ咲ける」 選字は「雪布れ者木ヽ能この葉も春那らて 於し奈遍梅の者難曽佐支希類」 歌意は「雪が降ると、さまざまな木の葉も、春ではないのに、どの木にも梅の […]
2025-08-14 / 最終更新日時 : 2025-08-15 タオ 感性豊かな才知 雪を白梅に見立てて歌を(1)和泉式部日記より 1.雪が降ると釈文:「などきこえさせすぐすに、雪いみじう降りて、ものの枝に降りかかりたるにつけて」 選字は「那ときこ盈さ勢須久春耳雪い見志 具降り天毛能枝二布利かヽ里多流爾 徒介て」 鑑賞:「ものの枝に降りかかりたるにつ […]
2025-08-13 / 最終更新日時 : 2025-08-13 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(6)和泉式部日記を書いて 6.それでは恋の道を釈文:「御かへし、『われさらば進みてゆかん君はただ 法(のり)のむしろにひろむばかりぞ』」 選字は「御返し 王禮さ羅盤寸ヽ美弖以可无君者多ヽ 乃理能むし露爾飛ろ農は可利曽」 鑑賞:「弘む」は「進み」に […]
2025-08-12 / 最終更新日時 : 2025-08-13 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(5)和泉式部日記を書いて 5.あふみちに釈文:「あふみちは神のいさめにさはらねど のちのむしろにをればたたぬぞ」 鑑賞:「あふみち」に「逢ふ道」と「近江路」をかける。「近江路」は『伊勢物語』を引用した女の返歌に合わせた。 歌意は「あなたにお逢いし […]
2025-08-11 / 最終更新日時 : 2025-08-11 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(4)和泉式部日記を書いて 4.ほほえみのわけ 釈文:「ときこえたれば、うち笑ませ給ひて、御覧ず。このころは、御経ならはす給ひければ」 選字は「登聞えた連八うち笑ま勢多まひて 御覧春こ能古ろ盤御経なら者せ給ひ介れ盤」 鑑賞:「笑ませ給ひて」女が宮の […]
2025-08-10 / 最終更新日時 : 2025-08-10 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(3)和泉式部日記を書いて 3.あら、どうかされたのかしら釈文:「『あなもの狂ほし』と言晴れて、『恋しくは来ても見よかしちはやぶる 神のいさむる道ならなくに』」 選字は「阿奈もの久る本しと言者れて 恋し具盤支傳毛見よ可志地者やふ流 神農い佐むる道那 […]
2025-08-09 / 最終更新日時 : 2025-08-10 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(2)和泉式部日記を書いて 2.ああ何という釈文:「あな恋し今も見てしが山がつの 垣ほに咲ける大和撫子」 選字は「あ奈恋しい万裳見て斯可山か徒の 閑支保二咲希流やま登奈傳志こ」 鑑賞:この歌は『古今集』(恋四 よみ人しらず)に同じ歌が所収されている […]
2025-08-08 / 最終更新日時 : 2025-08-10 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(1)和泉式部日記を書いて 1.気持ちは晴れずに釈文:「女は、そののち、もののみあはれにおぼえ、嘆きのみせらる。とくいそぎ立ちたらましかば、と思ふ。」 選字は「女は處能ヽ遅裳のヽみ阿者れ耳お保 盈な希支乃見せら類と久以曽記多千堂 良満し可盤と思布」 […]
2025-08-07 / 最終更新日時 : 2025-08-07 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(6)和泉式部日記より 6.先々の予想など釈文:「あが君や、あらましごと、さらにさらにきこえじ。人やりならぬものわびし とぞある。」 選字は「阿か君やあ羅万しこと沙ら二さ良に支こ 盈し人や利那らぬも乃王飛し登曽あ類」 鑑賞:「あが君や」親しさを […]
2025-08-06 / 最終更新日時 : 2025-08-06 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(5)和泉式部日記より 5.住吉の松のように釈文:「思ひなさんとこころみしかや 『ほど知らぬ命ばかりぞさだめなき 契りてかはすすみよしの松』」 選字は「おも日那さむと故ヽ呂美し可や 保とし羅努意能遅者可梨曽佐多免奈支 千き里傳可盤須美よし能松」 […]