2024-09-01 / 最終更新日時 : 2024-09-02 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(1)和泉式部日記を書いて 1.たとえ苦しくても釈文:「『苦しくとも行け』とて、『問ふ人とか。あさましの御もの言ひや。 たづね行くあふ坂山のかひもなく おぼめくばかり忘るべしやは」 選字は「九流し具と裳行遣とて問ふ人東可 阿さま志の御も農言ひや 多 […]
2024-08-31 / 最終更新日時 : 2024-08-31 タオ 感性豊かな才知 逢坂の関を越えてたづねてきた人は(6)和泉式部日記から 6.山に籠っていて釈文:「いつか、とのたまはせたるは、おぼろけに思ひたまへいりにしかは。『山ながらうくはうくとも都へは いつか打出の浜は見るべき』ときこえたれば」 選字は「伊つ可登の多満せ堂る盤於本ろ希二 思比多ま邊い利 […]
2024-08-30 / 最終更新日時 : 2024-08-30 タオ 感性豊かな才知 逢坂の関を越えてたづねてきた人は(5)和泉式部日記から 5.逢ふ道をお忘れか釈文:「あふみぢは忘れぬめりと見しものを 関うち越えて問ふ人やたれ」 選字は「阿布三地者わ春れぬ免里と見志ものを 関有遅許盈弖登ふ人や堂れ」 鑑賞:「あふみぢ」(近江路)に「逢ふ道」をかけた。歌意は「 […]
2024-08-29 / 最終更新日時 : 2024-08-29 タオ 感性豊かな才知 逢坂の関を越えてたづねてきた人は(4)和泉式部日記から 4.近くにいた時さえ釈文:「いつか、出でさせ給ふ』とあり。近うてだに、いとおぼつかなくなし給ふに、かくわざとたづね給へる、をかしうて」 選字は「い徒可出て佐せ多ま不と阿里近うて堂二意と 於本つ可那久奈し給布爾か久王沙と多 […]
2024-08-28 / 最終更新日時 : 2024-08-29 タオ 感性豊かな才知 逢坂の関を越えてたづねてきた人は(3)和泉式部日記から 3.今日のお便りを釈文:「関越えてけふぞ問ふとや人は知る 思ひ絶えせぬ心づかひを」 選字は「関越え亭介婦曽と布登や人盤し流 於も日絶盈せぬこヽ楼つ可飛を」 鑑賞:「関」とは、山城から近江への国境にあった逢坂の関のこと。 […]
2024-08-27 / 最終更新日時 : 2024-08-27 タオ 感性豊かな才知 逢坂の関を越えてたづねてきた人は(2)和泉式部日記から 2.深い信仰心から釈文:「『いと心深う入り給ひにけるをなん。など、かくなん、とものたまはせざりけん。ほだしまでこそおぼさざらめ、おくらかし給ふ、心憂く』とて」 選字は「いと心ふ可う入 り給ひ二希流をな無なとか久那无登もの […]
2024-08-26 / 最終更新日時 : 2024-08-27 タオ 感性豊かな才知 逢坂の関を越えてたづねてきた人は(1)和泉式部日記から 1.童が御文を釈文:「あはれに、思ひかけぬ所に来たれば、『なにぞ』問はすれば、御文さし出でたるも、つねよりもふとひきあけて見れば」 選字は「あは連耳思ひ可希ぬ所爾来多れ者何そ とヽ盤須連八御文さし出傳多流毛つ年よ梨 裳布 […]
2024-08-25 / 最終更新日時 : 2024-08-25 タオ 感性豊かな才知 秋八月になり、石山参籠へ(5)和泉式部日記を書いて 5.欄干の下の方で釈文:「いともの悲しうて、まめやかに仏を念じたてまつるほどに、高欄に下の方に、人のけはひのすれば、あやしくて、見下ろしたれば、この童なり。」 選字は「意と毛能可那しうてま免 や可耳仏を念し多てま徒る本と […]
2024-08-24 / 最終更新日時 : 2024-08-25 タオ 感性豊かな才知 秋八月になり、石山参籠へ(4)和泉式部日記を書いて 4.文を書き直して釈文:「御文書かせ給ひて、たまはせて、石山に行きたれば、仏の御前にはあらで、古里のみ恋しくて、かかるありきもひきかへたる身のありさま、と思ふに」 選字は「御文書ヽせ多まひて多万盤勢亭石山に行支 堂れ者仏 […]
2024-08-23 / 最終更新日時 : 2024-08-25 タオ 感性豊かな才知 秋八月になり、石山参籠へ(3)和泉式部日記を書いて 3.童の話では釈文:「童『ひと日まかりてさぶらひしかば、石山になん、このごろおはしますなる』と申さすれば『さは、けふは暮れぬ。つとめて、まかれ』とて」 選字は「童ひと日まか里亭佐布ら飛し可八石山二 那無このこ路お盤しま須 […]