2024-08-12 / 最終更新日時 : 2024-08-12 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(4)和泉式部日記より 4.この空さえも釈文:「さは言へど、すごし給はざめるは、と思ふもをかしうて、『ながむらん空をだに見ず七夕に 忌まるばかりのわが身と思へば』』 選字は「佐者言遍と須こ志多万盤沙める者登思 布も遠可しうて 那可無ら无空を多耳 […]
2024-08-11 / 最終更新日時 : 2024-08-12 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(3)和泉式部日記より 3.自分が織女星に釈文:「思ひきや七夕つ女に身をなして 天の河原をながむべしとは」とあり。 選字は「於も飛支や七夕徒女耳身越奈し傳 天の河原を那可無へし登八 とあ里」 歌意は「思ったことがあるだろうか。私が年に一度の逢瀬 […]
2024-08-10 / 最終更新日時 : 2024-08-11 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(2)和泉式部日記より 2.御文が一通釈文:「かかるをりに、宮の、すごさずのたまはせしものを、げにおぼしめし忘れにけるかな、と思ふほどにぞ、御文ある。見れば、ただかくぞ。」 選字は「可ヽる越里 耳宮能春こ散寸の多まはせし毛乃を計二お 本志免し忘 […]
2024-08-09 / 最終更新日時 : 2024-08-11 タオ 感性豊かな才知 秋の寝覚め、夕べの訪問(1)和泉式部日記より 1.七月に釈文:「かく言ふほどに、七月になりぬ。七日、すきごとどもする人のもとより、織女牽牛星といふことどもあまたあれど、目も立たず。」 選字は「か九言布ほと耳七月爾な利ぬ 七日須支ことヽ裳寸る人農も登よ梨織女牽牛星とい […]
2024-08-08 / 最終更新日時 : 2024-08-08 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(6)和泉式部日記から 6.ひたすら塩を焼いて釈文:「袖のうらにただわがやくと しほたれて船流したるあまとこそなれ ときこえさせつ」 選字は「袖のう羅耳王可や久登しほ多連て ふ年那可志多流あ万と許所奈れ ときこえ佐せつ」 鑑賞:「うら」に「裏」 […]
2024-08-07 / 最終更新日時 : 2024-08-07 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(5)和泉式部日記から 5.あれほどひどい噂を釈文:「とあれば、あさましきことどもをきこしめしたるに、きこえさせんも恥かしけれど、このたびばかりとて」 選字は「と阿連八あ佐まし支こ登ヽ(も)きこ志め し多流爾支こ盈沙せ无毛恥可し希れと この多比 […]
2024-08-06 / 最終更新日時 : 2024-08-06 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(4)和泉式部日記から 4.もう今となっては釈文:「よしやよし今はうらみじ磯に出でて こぎ離れ行くあまの小舟を」 選字は「夜しやよ志今者う羅三し磯爾出てヽ 許支者難連行九あ万能小舟を」 鑑賞:「うらみ」に「恨み」と「浦見」をかけ、「磯」「漕ぐ」 […]
2024-08-05 / 最終更新日時 : 2024-08-05 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(3)和泉式部日記から 3.このごろ具合が釈文:「日ごろは、あやしき乱り心地のなやましさになん。いつぞやも参り来て侍りしかど、をり悪しうてのみ帰れば、いと人気なき心地してなん」 選字は「日こ路盤あやし支美多梨心遅の那やましさ 耳奈無い徒そやも参 […]
2024-08-04 / 最終更新日時 : 2024-08-05 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(2)和泉式部日記から 2.事もあろうに釈文:「ことしもこそあれかくけしからぬことにつけてかくおぼされぬる、と思ふに、身も心憂くて、なぞもかく、と嘆くほどに、御文あり。」 選字は「こと志裳故曽あ連か久希志 か羅ぬこと耳徒遣て可九於本されぬる と […]
2024-08-03 / 最終更新日時 : 2024-08-04 タオ 感性豊かな才知 夜離れのわけと遠ざかる舟(1)和泉式部日記から 1.宮を頼みに釈文:「『かくなん言ふ』と聞きて、いと久しう、なによかよときこえさすることもなく、わざと頼み聞ることこそなけれ、時々もかくおぼし出でんほどは絶えであらんとこそ思ひつれ」 選字は「か九奈无言不と支ヽ傳意登日佐 […]