2024-01-17 / 最終更新日時 : 2024-01-17 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(4)和泉式部日記から 4.むかしの人の 釈文:「『むかしの人の』と言はれて、『さらば参りなん。いかがきこえさすべき』と言へば、ことばにてきこえさせんもかたはらいたくて」 選字は「む可しの人農とい は連て沙ら者参り難无い可ヽ支許え散寸 遍支度言 […]
2024-01-16 / 最終更新日時 : 2024-01-16 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(3)和泉式部日記から 3.これをもって行き 釈文:「『これもて参りて、いかが見給ふ、とてたてまつらせよ』とのたまはせつる」とて、たちばなの花をとり出でたれば」 選字は「これ も傳参る利弖い可ヽ見給布とて多亭ま徒ら 勢よと能多万はせつる登天堂地 […]
2024-01-15 / 最終更新日時 : 2024-01-17 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(2)和泉式部日記から 2.そのように言われては 釈文:など言へば、「しかおはしませど、いとけ近くおはしまして、『つねに参るや』と問はせおはしまして、『参り侍り』ともうしさぶらひつれば」 選字は「(しかおはしませど)以とけ遅可供お盤し万志弖 つ […]
2024-01-14 / 最終更新日時 : 2024-01-14 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(1)和泉式部日記から 1.それはよいことと 釈文:「いとよきことにこそあなれ。その宮はいとあてにけけしうおはしますなるは。むかしのやうにはえしもあらじ」 選字は「以登よ記こと耳故處あ奈れ曽農 宮者意度あ弖爾希ヽ志う於者しま 春難る八。む可しの […]
2024-01-13 / 最終更新日時 : 2024-01-13 タオ 感性豊かな才知 長い間姿を見せなかった小舎人は(4)和泉式部日記を書いて 4.敦道親王に 釈文:「『御かはりにも見たてまつらんとてなん、帥宮に参りてさぶらふ』とかたる。」 選字は「御閑者り爾裳見 多傳まつら無と亭難无師宮爾満井利て さ布ら婦と可堂流」 鑑賞:「帥宮」は敦道親王。為尊親王の実弟。 […]
2024-01-12 / 最終更新日時 : 2024-01-13 タオ 感性豊かな才知 長い間姿を見せずにいた小舎人は(3)和泉式部日記を書いて 3.為すこともなく 釈文:「日ごろは山寺にまかりありきてなん、いと頼りなくつれづれに思ひたまうらるれば」 選字は「ひこ路者山寺にま可梨あ り幾て奈无意登頼利奈久つれヽヽ二 於母ひ多まう羅る連八」 鑑賞:「つれづれ」為すこ […]
2024-01-11 / 最終更新日時 : 2024-01-12 タオ 感性豊かな才知 長い間姿を見せずにいた小舎人は(2)和泉式部日記を書いて 2.故宮との名残に 釈文:「『遠ざかるむかしの名残りにも思ふを』など言はすれば、『そのこととさぶらはでは、なれなれしきさまにや、とつつましうさぶらふうちに」 選字は「遠さ可 流無可し能奈故利爾裳思布毛なと 言波寸連八所農 […]
2024-01-10 / 最終更新日時 : 2024-01-10 タオ 感性豊かな才知 長い間姿を見せずにいた小舎人は(1)和泉式部日記を書いて 1.しみじみと感慨に 釈文:「あはれにもののおぼゆるほどに来たれば、などか久しく見えざりつる。」 選字は「あ者れ耳毛能ヽおほゆ類本と二来多連八奈 登可比佐し久見え沙里つる」 現代語にすると「しみじみと感慨深く思われたので […]
2024-01-09 / 最終更新日時 : 2024-01-10 タオ 感性豊かな才知 夢よりもはかないあの方との間を(5)和泉式部日記を書いて 5.人の気配が 釈文:「近き透垣のもとに人のけはひすれば、たれならんと思ふほどに、故宮にさぶらひし小舎人童なりけり。」 選字は「近支透垣の毛登 爾人農希者比春れ盤多連なら无と 於母ふ本と二故宮爾佐布らひし小舎人 わ羅者那 […]
2024-01-08 / 最終更新日時 : 2024-01-09 タオ 感性豊かな才知 夢よりもはかないあの方との間を(4)和泉式部日記を書いて 4.築土の上の 釈文:「築土のうへの草あをやかなるも、人はことに目もとどめぬを、あはれとながむるほどに」 選字は「築土乃う邊能草阿をや可 奈流毛人盤こ登二めもとヽ免ぬをあ者 れと奈可無るほと耳」 鑑賞:「築土」泥土を盛っ […]