和泉式部日記を書く(七十六)-けさはしも-(1)

1.男に忘られて
釈文:「男に忘られてなげきけるころ、霜の降れる朝(あした)に、人のもとに」

選字は「男に王寸られて奈希支けるこ路霜のふ連る あし多爾人農も登二」

鑑賞:『正集』ではこれに続いて詞書「かへし、よりのぶ」とあり、これに従えばこの「人」は源頼信となる。

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社