父君を亡くされた平親長と贈答歌を(10)建礼門院右京大夫集より
10.植えていた花も
釈文:「うゑおきし ぬしはかれつつ いろいろの 花さへ散るを 見るぞかなしき」
選字は「う衛お支しぬ志は可連つヽ移ろヽヽの 花さ邊千る越見る處か奈し支」
鑑賞:「かれ」は「離れ」と「枯れ」との懸詞。「うゑ」「かれ」「花」「散る」は縁語。
現代語にすると「植えた人はこの世を去って、その上様々な色の形見の花までも散っていくのを見るのもわびしいものです。」
参考文献:建礼門院右京大夫集 糸賀きみ江校注 新潮社
10.植えていた花も
釈文:「うゑおきし ぬしはかれつつ いろいろの 花さへ散るを 見るぞかなしき」
選字は「う衛お支しぬ志は可連つヽ移ろヽヽの 花さ邊千る越見る處か奈し支」
鑑賞:「かれ」は「離れ」と「枯れ」との懸詞。「うゑ」「かれ」「花」「散る」は縁語。
現代語にすると「植えた人はこの世を去って、その上様々な色の形見の花までも散っていくのを見るのもわびしいものです。」
参考文献:建礼門院右京大夫集 糸賀きみ江校注 新潮社