和泉式部日記を書く(七十七)-よもすがら-(2)

2.窓打つ雨
釈文:「よもすがら なにごとをかは おもひつる窓うつ雨の 音を聞きつつ」

選字は「夜も須可ら難耳こと越可者於も日つる 万登う徒あ免農於とを聞ヽ徒つ」

鑑賞:「窓うつ雨」は『白氏文集』「上陽白髪人」による。和泉式部日記に書かれている。

歌意は「一晩中、何をお考えだったのでしょうか。あの烈しい雨の音を聞きながら、心の中はあなたのことを思っていましたのに。」

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社