和泉式部日記を書く-世のさわがしきころ-(1)
1.ものをのみ
釈文:「世のさわがしきころ ものをのみ おもひしほどに はかなくて 浅茅が末に 世はなりにけり」
選字は「世のさわ可し支ころ 裳能をの三於も飛しほと爾盤可那久て 浅遅可須盈耳 世を難り爾遣里」
鑑賞:「世のさわがしきころ」世の中が騒然として、悪性の流行病などが流行っていたころ。
歌意は「物思いにふけっているうちに、世の中は茅(ちがや)の先のように小さく頼りなくなってしまった。」
参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社


