大津皇子と大伯皇女の贈答歌(3)金沢本万葉集より
3.わが背子を
選字は「わ可せこをや万登へや類とさよふけて あ可つ支つゆ爾わ禮多ちぬれぬ」
語釈:「わが背子」弟である大津皇子をさす。妹背は本来、姉弟も指していたが、一般的には夫婦間に用いる場合が多い。お二人の間にも恋愛感情が含まれていたとする説もある。
「大和へやると」大和へ帰るとの意になる。皇女が自分の元から離したくないという言外の意味が感じられる。「あかとき露」夜明けのつゆ。
参考文献:万葉秀歌(一)久松潜一著 講談社学術文庫

3.わが背子を
選字は「わ可せこをや万登へや類とさよふけて あ可つ支つゆ爾わ禮多ちぬれぬ」
語釈:「わが背子」弟である大津皇子をさす。妹背は本来、姉弟も指していたが、一般的には夫婦間に用いる場合が多い。お二人の間にも恋愛感情が含まれていたとする説もある。
「大和へやると」大和へ帰るとの意になる。皇女が自分の元から離したくないという言外の意味が感じられる。「あかとき露」夜明けのつゆ。
参考文献:万葉秀歌(一)久松潜一著 講談社学術文庫
