2024-09-10 / 最終更新日時 : 2024-09-11 タオ 感性豊かな才知 野分の風に(3)和泉式部日記から 3.日ごろの罪も釈文:「例の、をり知りがほにのたまはせたるに、日ごろの罪も許しきこえぬべし。『嘆きつつ秋のみ空をながむれば 雲うちさわぎ風ぞはげしき』」 選字は「例のをり知利可 本二能多まはせ多流爾日許ろ農罪もゆ 類し支 […]
2024-09-09 / 最終更新日時 : 2024-09-09 タオ 感性豊かな才知 野分の風に(2)和泉式部日記から 2.台風の来襲釈文:「つごもり方に、風いたく吹きて、野分立ちて、雨など降るに、つねよりももの心細くてながむるに、御文あり。」 選字は「徒こも利方耳風意多久吹支て野分立 千て雨奈と降る爾つ年夜利もヽの心細久 て那可無流爾御 […]
2024-09-08 / 最終更新日時 : 2024-09-09 タオ 感性豊かな才知 野分の風に(1)和泉式部日記から 1.もう一度釈文:「御返し、ただかくなむ。『山を出でて冥(くら)きみちにぞたどりこし 今ひとたびのあふことにより」 選字は「御返し多ヽか久奈無 山を出傳ヽ久羅きみ遅曽多登里こ志 い万非度多日能あ布ことによ梨」 歌意は「山 […]
2024-09-07 / 最終更新日時 : 2024-09-07 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(7)和泉式部日記を書いて 7.あきれましたね釈文:「あさましや法の山路に入りさして 都の方へたれさそひけん」 選字は「あ佐万しや法の山路耳入里沙志て 都の方遍多れさ所飛希无」 歌意は「まあ、あきれましたね。せっかく『法の山路』に分け入りながら途中 […]
2024-09-06 / 最終更新日時 : 2024-09-06 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(6)和泉式部日記を書いて 6.思ひかけずに釈文:「思ひもかけぬに、行くものにもがな、とおぼせど、いかでかは。かかるほどに、出でにけり。『さそひみよ、とありしを、いそぎ出で給ひにければなん。」 選字は「於も日裳可計ぬ爾行九毛のにも可なとおほ せ東伊 […]
2024-09-05 / 最終更新日時 : 2024-09-05 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(5)和泉式部日記を書いて 5.あなたも本気なら釈文:「とて、端に、『こころみにおのが心もこころみむ いざ都へと来てさそひみよ』 選字は「東て端二 こヽ楼み耳於農可心裳故ヽろ三無 伊さ都遍と来傳さ所日美夜」 鑑賞:「こころみ」は「来てさそひみよ」に […]
2024-09-04 / 最終更新日時 : 2024-09-04 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(4)和泉式部日記を書いて 4.せきとめられぬほどの釈文:「関山のせきとめれれぬ涙こそ あふみのうみとながれ出づらめ」 選字は「関山の勢支と免られぬ涙こ曽 あ婦三乃う美と那可連伊つらめ」 鑑賞:「関山の」は「せきとめれれぬ」を導く序詞的用法。「なが […]
2024-09-03 / 最終更新日時 : 2024-09-03 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(3)和泉式部日記を書いて 3.憂きたびごとに釈文:「『憂きたびごとに』、とこそ言ふなれ」とのたまはせたれば、ただかく」 選字は「有支多ひことに東こ處い布奈れとの多ま はせ堂連八多ヽか久」 鑑賞:「憂きたびごとに」は「世の中のうきたびごとに身を投げ […]
2024-09-02 / 最終更新日時 : 2024-09-02 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(2)和泉式部日記を書いて 2.ひたすら山に釈文:「まことや うきによりひたやごもりとおもふとも近江の海は打ち出てを見よ」 選字は「ま故とや 有記耳よ梨飛多やこ裳り東思布と毛 阿ふ美農う三波雲ち出傳を見よ 」 鑑賞:「近江」に「逢ふ身」をかける。「 […]
2024-09-01 / 最終更新日時 : 2024-09-02 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(1)和泉式部日記を書いて 1.たとえ苦しくても釈文:「『苦しくとも行け』とて、『問ふ人とか。あさましの御もの言ひや。 たづね行くあふ坂山のかひもなく おぼめくばかり忘るべしやは」 選字は「九流し具と裳行遣とて問ふ人東可 阿さま志の御も農言ひや 多 […]