李太白仙詩巻を臨書して(4)蘇軾の書を
4.篆字は
釈文:「篆字若丹蛇。逸勢如飛翔。」
書き下し文は「篆字 丹蛇の若く、逸勢 飛翔せるが如し。」
鑑賞:「篆字」は篆体の文字。篆文。篆書。「篆」は書体の一つで大篆と小篆との併称。「篆」は大きく右上がりに書かれ動的で、右の行の「尋」が直立しているのと対照的である。
若」は草書体で書かれている。文字は小ぶりで筆力がうちにこもる。「逸勢」は細いものの溌剌とした躍動感がある。さりげなく変化に富んだ書は自由な境地を示している。
参考文献:蘇軾集 二玄社
4.篆字は
釈文:「篆字若丹蛇。逸勢如飛翔。」
書き下し文は「篆字 丹蛇の若く、逸勢 飛翔せるが如し。」
鑑賞:「篆字」は篆体の文字。篆文。篆書。「篆」は書体の一つで大篆と小篆との併称。「篆」は大きく右上がりに書かれ動的で、右の行の「尋」が直立しているのと対照的である。
若」は草書体で書かれている。文字は小ぶりで筆力がうちにこもる。「逸勢」は細いものの溌剌とした躍動感がある。さりげなく変化に富んだ書は自由な境地を示している。
参考文献:蘇軾集 二玄社