蘇軾の行書・榿木詩巻を臨書する(5)杜甫「堂成」から
5.籠竹はかすんで
釈文「籠竹和煙滴露梢」
書き下し文は「籠竹 煙に和し露を滴らす梢」
現代語にすると「土を盛って運ぶ竹籠は、もやにかすんで、枝からしずくを滴らせる」
鑑賞:「竹」の終画は粘り強く押し込むように書き次の「和」につながっている。その二画目は蘇軾の特徴とも言える横画を長くして余白へ働きかける。
この行の「露」は右の行との調和からか終画を身に引き寄せるようにたたんで印象的である。
参考文献:蘇軾集 二玄社
5.籠竹はかすんで
釈文「籠竹和煙滴露梢」
書き下し文は「籠竹 煙に和し露を滴らす梢」
現代語にすると「土を盛って運ぶ竹籠は、もやにかすんで、枝からしずくを滴らせる」
鑑賞:「竹」の終画は粘り強く押し込むように書き次の「和」につながっている。その二画目は蘇軾の特徴とも言える横画を長くして余白へ働きかける。
この行の「露」は右の行との調和からか終画を身に引き寄せるようにたたんで印象的である。
参考文献:蘇軾集 二玄社