2023-04-05 / 最終更新日時 : 2023-04-05 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(12)蘇軾の意を汲む 12.月の光が 歌に合わせて吹く音色が、憂いを帯びていたのを、いぶかしく思った蘇子はなぜかと尋ねる。すると、 釈文:「客曰、月明星稀、烏鵲 南飛、此非孟徳之詩乎。」 書き下し文は「客曰く、月明らかに星稀に、烏鵲南に […]
2023-04-04 / 最終更新日時 : 2023-04-04 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(11)蘇軾の意を汲む 11.蘇子は襟を正して 釈文:「蘇子愀然正 襟、危坐而問客曰、何為其 然也。」 書き下し文は「蘇子愀然として襟を正し、危坐して客に問い て曰く、何為れぞ其れ然るや、と。」 現代語にすると「蘇子は顔 […]
2023-04-03 / 最終更新日時 : 2023-04-03 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(10)蘇軾の意を汲む 10.龍をも舞う 釈文:「舞幽壑之潜蛟、泣孤 舟之嫠婦。」 書き下し文は「幽壑(ゆうがく)の潜蛟(せんこう)を舞わしめ、孤舟の嫠婦(りふ)を泣かしむ。」 鑑賞:「幽壑之潜蛟」深い谷にひそんでいる竜の一種である […]
2023-04-02 / 最終更新日時 : 2023-04-02 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(9)蘇軾の意を汲む 9.慕うようでもあり 釈文:「如怨如慕、如 泣如訴。餘音嫋々、不絶如 縷。 書き下し文は「怨むが如く慕うが如く、泣くが如く訴うるが如し。餘音嫋々として、絶えざること縷(いと)の如し。」 現代語にすると「怨むよ […]
2023-04-01 / 最終更新日時 : 2023-04-02 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(8)蘇軾の意を汲む 8.客の中で 釈文:「客有 吹洞簫者、倚歌而和之。其 聲烏々然」 書き下し文は「客に洞簫(どうしょう)を吹く者あり、歌に倚りて之に和す。その声烏々然として」 現代語にすると「客の中で洞簫を吹く者があり、歌に合 […]
2023-03-31 / 最終更新日時 : 2023-04-01 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(7)蘇軾の意を汲む 7.空のように澄み切った 釈文:「撃空明兮遡流光。渺ヽ兮 余懐望美人兮天一方。」 書き下し文は「空明に撃ちて流光に遡る。渺ヽ(びょうびょ う)たり余が懐(おも)い、美人を天の一方に望む、と。」 鑑賞「空明」空のよう […]
2023-03-30 / 最終更新日時 : 2023-03-30 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(6)蘇軾の意を汲む 6.酒を飲んで 釈文:「於是飲酒楽甚扣舷而 歌曰、桂棹兮蘭槳」 書き下し文は「是(ここ)に於いて酒を飲んで楽しむこと甚だし。舷(ふなばた)を扣(たた)いて之を歌う。歌に曰く、桂の棹蘭の槳(かじ)」 現代語にすると「 […]
2023-03-29 / 最終更新日時 : 2023-03-29 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(5)蘇軾の意を汲む 5.とても広々として 釈文:「浩ヽ乎如馮虚 御風而不知其所止飄々乎 如遺世獨立、羽化而登仙。」 書き下し文は「浩浩乎として虚に馮り風に御して、その止まる所を知らざるが如く、飄々として世を遺れて独立し、羽化して […]
2023-03-28 / 最終更新日時 : 2023-03-25 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(4)蘇軾の意を汲む 4.白いもやが 釈文「白露横江、水 光接天。縦一葦之所如、凌 萬頃之茫然。」 書き下し文は「白露江に横たわり、水光天に接す。一葦の如く、所を縦(ほしいまま)にして、萬頃の茫然たるを凌ぐ。」 現代語にすると「白いも […]
2023-03-27 / 最終更新日時 : 2023-03-25 タオ 表れる人格 前赤壁賦を臨書して(3)蘇軾の意を汲む 3.明月の詩を 釈文:「誦明月之詩、歌窈窕之章。少焉月出于東山之上、徘 徊於斗牛之間。」 書き下し文は「明月の詩を誦し、窈窕の章を歌う。しばらく にして月東山の上に出で、斗牛の間に徘徊 す。 […]