2024-09-14 / 最終更新日時 : 2024-09-15 タオ 感性豊かな才知 夜が明けようとする暁に文を(3)和泉式部日記より 3.秋という季節のせいか釈文:「すべてこのころは、をりからにやもの心細く、つねよりもあはれにおぼえて、ながめてぞありける。あやし、たれならん、と思ひて、前なる人を起こして問はせんとすれど、とみにも起きず。」 選字は「須遍 […]
2024-09-13 / 最終更新日時 : 2024-09-14 タオ 感性豊かな才知 夜が明けようとする暁に文を(2)和泉式部日記より 2.例の童と共に釈文:「例の童ばかりを御供にておはしまして、門をたたかせ給ふに、女、目をさまして、よろづ思ひつづけふしたるほどなりけり。」 選字は「例の童は可利を 御供耳てお盤しま志弖門を多ヽかせ多 ま布に女目越さ万事傳 […]
2024-09-12 / 最終更新日時 : 2024-09-14 タオ 感性豊かな才知 夜が明けようとする暁に文を(1)和泉式部日記より 1.ありあけの月に釈文:「九月廿日ばかりのありあけの月に、御目さまして、いみじう久しうもなりにけるかな、あはれ、この月は見るらんかし、人やあるらん、とおぼせど」 選字は「九月廿日あま梨者可り能有明の月二御月 佐万していみ […]
2024-09-11 / 最終更新日時 : 2024-09-11 タオ 感性豊かな才知 野分の風に(4)和泉式部日記から 4.秋風は釈文:「御返し あき風は気色吹くだに悲しきに かきくもる日は言ふ方ぞなき げにさぞあらむかし、とおぼせど、例の、ほど経ぬ」 選字は「御返し あ支風盤希志き吹久多に悲し支二 閑きく裳流日者言ふ方楚奈伎 遣耳阿ら无 […]
2024-09-10 / 最終更新日時 : 2024-09-11 タオ 感性豊かな才知 野分の風に(3)和泉式部日記から 3.日ごろの罪も釈文:「例の、をり知りがほにのたまはせたるに、日ごろの罪も許しきこえぬべし。『嘆きつつ秋のみ空をながむれば 雲うちさわぎ風ぞはげしき』」 選字は「例のをり知利可 本二能多まはせ多流爾日許ろ農罪もゆ 類し支 […]
2024-09-09 / 最終更新日時 : 2024-09-09 タオ 感性豊かな才知 野分の風に(2)和泉式部日記から 2.台風の来襲釈文:「つごもり方に、風いたく吹きて、野分立ちて、雨など降るに、つねよりももの心細くてながむるに、御文あり。」 選字は「徒こも利方耳風意多久吹支て野分立 千て雨奈と降る爾つ年夜利もヽの心細久 て那可無流爾御 […]
2024-09-08 / 最終更新日時 : 2024-09-09 タオ 感性豊かな才知 野分の風に(1)和泉式部日記から 1.もう一度釈文:「御返し、ただかくなむ。『山を出でて冥(くら)きみちにぞたどりこし 今ひとたびのあふことにより」 選字は「御返し多ヽか久奈無 山を出傳ヽ久羅きみ遅曽多登里こ志 い万非度多日能あ布ことによ梨」 歌意は「山 […]
2024-09-07 / 最終更新日時 : 2024-09-07 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(7)和泉式部日記を書いて 7.あきれましたね釈文:「あさましや法の山路に入りさして 都の方へたれさそひけん」 選字は「あ佐万しや法の山路耳入里沙志て 都の方遍多れさ所飛希无」 歌意は「まあ、あきれましたね。せっかく『法の山路』に分け入りながら途中 […]
2024-09-06 / 最終更新日時 : 2024-09-06 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(6)和泉式部日記を書いて 6.思ひかけずに釈文:「思ひもかけぬに、行くものにもがな、とおぼせど、いかでかは。かかるほどに、出でにけり。『さそひみよ、とありしを、いそぎ出で給ひにければなん。」 選字は「於も日裳可計ぬ爾行九毛のにも可なとおほ せ東伊 […]
2024-09-05 / 最終更新日時 : 2024-09-05 タオ 感性豊かな才知 仏法の山路に入りかけながら(5)和泉式部日記を書いて 5.あなたも本気なら釈文:「とて、端に、『こころみにおのが心もこころみむ いざ都へと来てさそひみよ』 選字は「東て端二 こヽ楼み耳於農可心裳故ヽろ三無 伊さ都遍と来傳さ所日美夜」 鑑賞:「こころみ」は「来てさそひみよ」に […]