2024-10-14 / 最終更新日時 : 2024-10-14 タオ 感性豊かな才知 宮様から代詠を頼まれて(3)和泉式部日記を書いて 3.得意な顔で釈文:「あなしたりがほ、と思へど、さはえきこゆまじ、ときこえんも、いとさかしければ、『のたまはせたることは、いかでか』とばかりにて」 選字は「阿奈し堂里可ほと思遍と佐盤 盈支こ遊ましと記こえ無毛伊登さ可し遣 […]
2024-10-13 / 最終更新日時 : 2024-10-13 タオ 感性豊かな才知 宮様から代詠を頼まれて(2)和泉式部日記を書いて 2.相手が感動するような釈文:「あはれと言ひつべからんことなん一つ言はんと思ふに、それよりのたまふことのみなん、さはおぼゆるを、一つのたまへ』とあり。」 選字は「あ者れと 言ひ徒へ可ら無こ登奈无一つい者むと思ふ爾所連 よ […]
2024-10-12 / 最終更新日時 : 2024-10-13 タオ 感性豊かな才知 宮様から代詠を頼まれて(1)和泉式部日記を書いて 1.つごもりかたの文釈文:「かくて、つごもり方にぞ御文ある。日ごろのおぼつかなさなど言ひて、『あやしきことなれど、日ごろもの言ひつる人なん遠く行くなるを」 選字は「か九て徒こもり方に曽御文あるひ故ろ農お本つ可 那さ奈と言 […]
2024-10-11 / 最終更新日時 : 2024-10-12 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に御返歌五首(7)和泉式部日記より 7.そのまま夜を釈文:「いとあけがたかりつるをこそ』とあるに、なほものきこえさせたるかひはありかし。」 選字は「い登あ介可た可りつる越こ所とあ流二奈ほ支 古盈さ勢多類可飛はあ里可志」 鑑賞:「いとあけがたかりつるをこそ」 […]
2024-10-10 / 最終更新日時 : 2024-10-10 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に御返歌五首(6)和泉式部日記より 6.離れていても釈文:「よそにても君ばかりこそ月見めと 思ひて行きしけさぞくやしき」 選字は「よ楚耳傳毛君盤可りこ所月見めと 於も飛弖行支志希佐曽九やし支」 歌意は「離れていても、あなただけはこの月を見ながら起きているだ […]
2024-10-09 / 最終更新日時 : 2024-10-09 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に御返歌五首(5)和泉式部日記より 5.私の他にも釈文:「われならぬ人もありあけの空をのみ おなじ心にながめけるかな」 選字は「我奈らぬ人裳阿利あ希能空を乃三 於奈しこヽ露耳那可免流可な」 鑑賞:「われならぬ人」は自分以外の人であなた、の意。「人もあり」と […]
2024-10-08 / 最終更新日時 : 2024-10-08 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に御返歌五首(4)和泉式部日記より 4.一睡もせずに釈文:「まどろまで雲居の雁の音を聞くは 心づからのわざにぞありける」 選字は「万登ろ満て久茂井の可梨乃音越よ具八 古ヽ楼川可ら能わ佐耳所あ里希類」 鑑賞:この返歌は女の書いた「まどろまであはれ・・・」を受 […]
2024-10-07 / 最終更新日時 : 2024-10-07 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に御返歌五首(3)和泉式部日記より 3.自らの命を釈文:「消えぬべき露の命と思はずは 久しき菊にかかりやはせぬ」 選字は「消えぬ遍支つ遊農い乃遅と於も盤須者 比さしき菊に可籠りや八勢ぬ」 鑑賞:「ずは」の「は」は強意の係助詞。 歌意は「自らの命を、すぐに消 […]
2024-10-06 / 最終更新日時 : 2024-10-07 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に御返歌五首(2)和泉式部日記より 2.張り合いがない気持ちで釈文:「女、ながめ出だしてゐたるに、もて来たれば、あへなき心地してひきあけたれば、『秋のうちはくちけるものを人もさは わが袖とのみ思ひけるかな』 選字は「女奈可免出多し傳井多る二裳て来 堂連八あ […]
2024-10-05 / 最終更新日時 : 2024-10-07 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に御返歌五首(1)和泉式部日記より 1.宮から御文釈文:「宮わたりにやきこえまし、と思ふに、たてまつりたれば、うち見給ひて、かひなくはおぼされねど、ながめゐたらんに、ふとやらんとおぼして、つかはす。」 選字は「宮わ多り爾や支こ盈まし登思布二堂て 万徒利多連 […]