2025-05-20 / 最終更新日時 : 2025-05-20 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(10)和泉式部日記を書いて 11.常盤の山も釈文:「との多ま八せ多れ盤 うつろはぬ常盤の山ももみぢせば いざかし行きてとうとうも見ん」 選字は「との多ま八せ多れ盤 有徒ろ者ぬ常盤のや万もヽみ遅八 以さ可し行支て登うヽヽ毛見无」 鑑賞:「かし」は強調 […]
2025-05-19 / 最終更新日時 : 2025-05-19 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(9)和泉式部日記を書いて 9.もうあるまいとは釈文:「とて、端に、『あらじとは思ふものからもみぢ葉の 散りや残れるいざ行きて見ん」 選字は「と亭盤し二 あら志とは思布毛の可羅もみち葉の 千里や農これる以さ行支天見無」 鑑賞:「ん」は勧誘の意をあら […]
2025-05-18 / 最終更新日時 : 2025-05-18 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(8)和泉式部日記を書いて 8.そよやそよ釈文:「とあるを、ご覧じて『そよやそよなどて山べを見ざりけん けさはくゆれどなにのかひなし』」 選字は「登ある越こら无志て 處よや曽与難とて山遍を見さ利希无 遣佐者具遊連とな耳能可飛奈志」鑑賞:「そよやそよ […]
2025-05-17 / 最終更新日時 : 2025-05-17 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(7)和泉式部日記を書いて 7.もみじ葉は釈文:「もみぢ葉は夜半の時雨にあらじかし きのふ山べを見たらましかば」 選字は「もみ遅葉者夜半のし九れ爾あら志可 事支能布山遍を見多ら満し可八」 歌意は「山の紅葉は昨夜の時雨ですっかり散ってしまったことでし […]
2025-05-16 / 最終更新日時 : 2025-05-16 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(6)和泉式部日記を書いて 6.ぬれた袂は釈文:「時雨かもなににぬれたる袂ぞと さだめかねてぞわれもながむる」 選字は「時雨可裳那耳ヽぬれ多る堂毛登曽と 斜多免可年曽わ連茂奈可無類」 歌意は「時雨に濡れた袂か、何かで濡れた袂か、決めかねて私も物思い […]
2025-05-15 / 最終更新日時 : 2025-05-15 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(5)和泉式部日記を書いて 5.紅葉を見に前の「神無月世にふりにたる時雨とや・・・」の歌鑑賞:「ふり」に「古り」と「降り」とかける。「ながめ」に「長雨」と「眺め」、「ふる」に「降る」と「経る」をかける。 釈文:「さてはくち惜しくこそ、とのたまはせた […]
2025-05-14 / 最終更新日時 : 2025-05-14 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(4)和泉式部日記を書いて 4.時雨の降る月釈文:「神無月世にふりにたる時雨とや けふのながめはわかずふるらん」 選字は「神無月世耳ふ利に多る時雨とや 布(希)婦の奈可免盤わ可須不るら无」 歌意は「神無月は時雨の降る月といわれているが、それと同じよ […]
2025-05-13 / 最終更新日時 : 2025-05-14 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(3)和泉式部日記を書いて 3.風の前の燈釈文:「目をさまして、『風の前なる』などひとりごちて、みな散りぬらんかし、きのふ見で、とくち惜しう思ひ明かして、つとめて宮より」 選字は「目越さまして 風の前な留なとひと里故遅亭み奈千利ぬら 无可志きの布見 […]
2025-05-12 / 最終更新日時 : 2025-05-12 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(2)和泉式部日記を書いて 2.けふは物忌み釈文:「その日になりて、『けふは物忌み』ときこえて止たれば、『あなくち惜し。これすぐしてはかならず』とあるに、その夜の時雨、つねよりも木々の木の葉埃ありげもなくきこゆるに」 選字は「その日爾なりて介希者忌 […]
2025-05-11 / 最終更新日時 : 2025-05-12 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(1)和泉式部日記を書いて 1.山の紅葉も釈文:「『このごろの山の紅葉は、いかにをかしからん。いざたまへ、見ん』とのたまへば、『いとよく侍るなり』ときこえて」 選字は「このころ農山乃紅葉者いか耳越可しから无 意佐多ま遍見無登能多万へ者いとよ久侍る奈 […]