2025-02-15 / 最終更新日時 : 2025-02-15 タオ 大人のかな書 春立つ日に(3)俳句を書く 3.作者は黒柳召波とは:くろやなぎ しょうはと読み、江戸時代の俳人。京都の人。別号は春泥舎。漢詩に通じ蕪村の社中に参加した。遺稿『春泥発句集』 蕪村は「春の海 ひねもすのたりのたりかな」で知られる。江戸中期の俳人・画家。 […]
2025-02-14 / 最終更新日時 : 2025-02-15 タオ 大人のかな書 春立つ日に(2)俳句を書く 2.書き方のポイント今回は三行の形式で書く。一行目の「春」は左はらいを長めにして、二行目の空間に働きかける。その下に「た」と「つ」をかかえるように書く。「や」は大きめにして変化をつける。 二行目は長く印象的な「し」から始 […]
2025-02-13 / 最終更新日時 : 2025-02-13 タオ 大人のかな書 春立つ日に(1)俳句を書く 1.暖かい日ざしに釈文:「春たつや 静かに鶴の 一歩より」 黒柳召波作 句意は「暖かい日ざしに鶴が端麗な一歩を踏みだした。その一歩から春がたちそめるようである。」 季節は立春を迎えて、冬は去り春が訪れた。俳句では季語を大 […]
2025-02-12 / 最終更新日時 : 2025-02-13 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(7)臨書して 7.行書の含と生「含」:上部を疎に、下部はやや密にする。下の「口」に留意する。 「生」:行書特有の筆法と字姿をしている。起筆は軽く入る。たて画から横画へ、横画からたて画へと連なる線の位置と筆使いに留意する。 「行書特有の […]
2025-02-11 / 最終更新日時 : 2025-02-11 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(6)臨書から 6.顕と以の行書「顕」:偏と旁の比重はほぼ同等に、中をあかるくすべく点画の位置を考慮する。「頁」の終画を太く利かせて、偏との調整をとる。 「以」左の二点の間を狭くして、ふところを思い切って広くとることが重要である。この点 […]
2025-02-10 / 最終更新日時 : 2025-02-10 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(5)臨書から 5.楷書の顕と以と含「顕」:「頁」の横画は同間隔で等しい。上下の長い横画は同じ高さである。 「以」:短い字なので、あえて長くしない。左右に適度にひろがる。 「含」左はらいは蘭の葉のように軽快である。下の方で少し太くなり、 […]
2025-02-09 / 最終更新日時 : 2025-02-10 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(4)臨書から 4.雁塔の象と載「象」:下部の斜め下への画は「撇(へつ)」という。筆を入れて下に進めて、すばやく末端までいってから鋒をぬく。並列にいくつかの「撇」が左右、上下に並ぶとき、褚遂良は用筆や角度に変化をして、単調にならないよう […]
2025-02-08 / 最終更新日時 : 2025-02-08 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(3)臨書から 3.行書の転折(儀と有)「儀」:偏と旁の間を十分にあけている。全体には軽い線で伸びやかに書かれている。偏と旁の組み合わせ方をじっくりと留意する。 「有」:第一画と第二画との間の空間は思い切って大きくとる。転折部にコブを作 […]
2025-02-07 / 最終更新日時 : 2025-02-07 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(2)臨書から 2.「蓋聞」を行書に「蓋」:三本並んだ横画は並行にせず、変化がある。下部の「皿」は柔らかみを帯び、最後の横画の位置によって字の大きさが変わることに留意する。 「聞」:門かまえは定石通り左が短く、右が長い。中の「耳」は上部 […]
2025-02-06 / 最終更新日時 : 2025-02-07 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(1)臨書から 1.聞と二儀釈文:「蓋聞二儀有」書き下し文「蓋し聞く二儀有り」 雁塔「聞」:中の「耳」、右のたては「玉ちょ」といい、はじめも終わりも丸くし、上下の太さは同じ。筆をおろすとき逆鋒にして上に向け、円または方となる。中鋒で下へ […]