2025-02-09 / 最終更新日時 : 2025-02-09 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(4)臨書から 4.象と載「象」:下部の斜め下への画は「撇(へつ)」という。筆を入れて下に進めて、すばやく末端までいってから鋒をぬく。並列にいくつかの「撇」が左右、上下に並ぶとき、褚遂良は用筆や角度に変化をして、単調にならないようにして […]
2025-02-08 / 最終更新日時 : 2025-02-08 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(3)臨書から 3.行書の転折(儀と有)「儀」:偏と旁の間を十分にあけている。全体には軽い線で伸びやかに書かれている。偏と旁の組み合わせ方をじっくりと留意する。 「有」:第一画と第二画との間の空間は思い切って大きくとる。転折部にコブを作 […]
2025-02-07 / 最終更新日時 : 2025-02-07 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(2)臨書から 2.「蓋聞」を行書に「蓋」:三本並んだ横画は並行にせず、変化がある。下部の「皿」は柔らかみを帯び、最後の横画の位置によって字の大きさが変わることに留意する。 「聞」:門かまえは定石通り左が短く、右が長い。中の「耳」は上部 […]
2025-02-06 / 最終更新日時 : 2025-02-07 タオ おとなの楷書と行書 雁塔と集字聖教序にみる楷・行書(1)臨書から 1.聞と二儀釈文:「蓋聞二儀有」書き下し文「蓋し聞く二儀有り」 雁塔「聞」:中の「耳」、右のたては「玉ちょ」といい、はじめも終わりも丸くし、上下の太さは同じ。筆をおろすとき逆鋒にして上に向け、円または方となる。中鋒で下へ […]
2025-02-05 / 最終更新日時 : 2025-02-05 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(11)臨書して 11.行書の皇帝「皇」:上部の「白」は中心から左右に横画の長さを変えている。また横画の間隔は不等分割となっている。 「帝」:下部の巾部は軽く、上部はやや重い。巾の位置は、右寄りにして、均衡を保っている。終筆の処理にも注意 […]
2025-02-04 / 最終更新日時 : 2025-02-04 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(10)臨書して 10.行書の教と序「教」の結構:偏と旁の高さに注意する。偏を太く密にして、旁をやや下げる。最終画は太めにして文字の全体を引きしめる。 「序」:左はらいに特徴がある。一度止めてから抜いている。画の中で筆がもどる気持ちで、内 […]
2025-02-03 / 最終更新日時 : 2025-02-04 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(9)臨書して 9.行書の蔵と聖「蔵」の結構:艸部は上部を大きくおおうように配し、ゆったりと構える。右下方の筆画を太くして、重心を右によせる。胴体が引き締まって、キュッとした形にする。 「聖」の結構:全体の中心が右へ移動している。これは […]
2025-02-02 / 最終更新日時 : 2025-02-02 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(8)臨書して 8.行書の聖教序釈文「大唐三蔵」楷書と行書を同時に学ぶことで筆の動きに柔らかさが生まれ、理解が深まる。「大」:左はらいは、たてに近い角度で伸びやかに書かれる。右はらいは、ほぼ水平に近い角度で全体をひきしめるように書かれて […]
2025-02-01 / 最終更新日時 : 2025-02-01 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(7)臨書して 7.帝と製「帝」終画のたて画は「懸針」という。筆を下へ進め、末端は鋒先をぬく。するどく尖り力がなければならない。 結構:「巾」が下部にあるときは、左右を調整させ、中央のたて画は懸針法である。 「製」下部の「衣」は上の点を […]
2025-01-31 / 最終更新日時 : 2025-01-31 タオ おとなの楷書と行書 雁塔聖教序と集字聖教序(6)臨書して 6.文に学ぶ「文」から多くの筆法と結構を学ぶことができる。まず、一画目の右点。筆鋒を右へ向けて軽くおさえて筆先を戻して静かにとめ、左上方に向けて筆をぬく。花弁のような形になる。 横画(右へ尖る):筆を下ろすとき鋒先を尖ら […]