2025-05-28 / 最終更新日時 : 2025-05-28 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(3)和泉式部日記より 3.みなが寝静まって釈文:「人静まりてぞおはしまして、御車にたてまつりて、よろづのことをのたまはせ契る。心えぬ宿直のをのこどもぞめぐりありく。」 選字は「人静ま利傳曽お盤 志万し天御車耳多てま徒里て よ露つ農こと越乃まは […]
2025-05-27 / 最終更新日時 : 2025-05-27 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(2)和泉式部日記より 2.車宿りに釈文:「しひゐておはしまして、御車ながら人も見ぬ車宿りに引き立てて、入らせ給ひぬれば、おそろしく思ふ。」 選字は「し飛傳井てお者 しま事弖御車奈可羅人毛見ぬ 車宿り二引支立てヽ入ら勢多ま比ぬ連八 お處ろし久思 […]
2025-05-26 / 最終更新日時 : 2025-05-25 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(1)和泉式部日記より 1.四十五日の忌み違へ釈文:「このころは、四十五日の忌み違へせさせ給ふとて、御いとこの三位の家におはします。例ならぬ所にさへあれば、『見苦し』ときこゆれど」 選字は「このこ路者四十五日の忌み多可遍せ佐世給不 登弖御いとこ […]
2025-05-25 / 最終更新日時 : 2025-05-25 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(15)和泉式部日記を書いて 15.方ふたがりなので釈文:「とて、その日も暮れぬえば、おはしまして、こなたのふたがれば、しのびて、ゐておはします。」 選字は「とて楚農ひ毛暮れぬ連八於者し まし亭こ那多農布堂可れ盤 志能飛てゐ天おはしま春」 鑑賞:「こ […]
2025-05-24 / 最終更新日時 : 2025-05-24 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(14)和泉式部日記を書いて 14.散る紅葉に釈文:「もみぢ葉の見にくるまでも散らざらば 高瀬の舟のなにかこがれん」 選字は「毛美千者能見耳具流まて裳ちら 斜ら八高瀬の舟乃な爾駕こ可霊无」 歌意は「紅葉は散るから憧れるのです。その紅葉が散らずに残って […]
2025-05-23 / 最終更新日時 : 2025-05-23 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(13)和泉式部日記を書いて 13.車に乗りて釈文:「山べにも車に乗りて行くべきに 高瀬の舟はいかがよすべき」 選字は「山遍耳も倶るまに農利て行久へ支二 多かせの布年八意可閑よ須邉支」 鑑賞:「さはることありて」といって拒んだことに宮はこだわっていた […]
2025-05-22 / 最終更新日時 : 2025-05-22 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(12)和泉式部日記を書いて 12.高瀬舟よ釈文「高瀬舟はやこぎ出でよさはること さしかへりにし蘆間分けたり と聞えたるをおぼし忘れたるにや」 選字は「高瀬舟者やこ支出傳よ沙盤るこ登 佐し可遍り爾阿事ま利希多里 とき故(え)多流を本し忘連たる爾や」 […]
2025-05-21 / 最終更新日時 : 2025-05-21 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(11)和泉式部日記を書いて 11.ある日のお断りを釈文:「ひと日、おはしましたりしに、さはることありてきこえさせぬぞと申ししをおぼし出でて」 選字は「ひと日於者し万志多里し二佐盤ること あ利てき許えさ勢ぬ曽登申しヽ越お ほし出傳て」 鑑賞:「ひと日 […]
2025-05-20 / 最終更新日時 : 2025-05-20 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(10)和泉式部日記を書いて 11.常盤の山も釈文:「との多ま八せ多れ盤 うつろはぬ常盤の山ももみぢせば いざかし行きてとうとうも見ん」 選字は「との多ま八せ多れ盤 有徒ろ者ぬ常盤のや万もヽみ遅八 以さ可し行支て登うヽヽ毛見无」 鑑賞:「かし」は強調 […]
2025-05-19 / 最終更新日時 : 2025-05-19 タオ 感性豊かな才知 時雨の紅葉・風の前なる(9)和泉式部日記を書いて 9.もうあるまいとは釈文:「とて、端に、『あらじとは思ふものからもみぢ葉の 散りや残れるいざ行きて見ん」 選字は「と亭盤し二 あら志とは思布毛の可羅もみち葉の 千里や農これる以さ行支天見無」 鑑賞:「ん」は勧誘の意をあら […]