2024-09-28 / 最終更新日時 : 2024-10-02 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(7)和泉式部日記を書いて 7.雁のかすかな鳴き声釈文:「名残りなううらめしう思ひふしたるほどに、かりのはつかにうちなきたる、人はかくしもや思はざるらん、いみじうたへがたき心地して」 選字は「名残利奈 うヽ羅免しう思ひふし多流本と耳か里 能者つ可に […]
2024-09-27 / 最終更新日時 : 2024-09-28 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(6)和泉式部日記を書いて 6.そのまま端の方へ釈文:「やがて端にふしたれば、つゆねらるべくもあらず、人はみなうちとけねたるにそのことと思ひ分くべきにあらねば、つくづくと目をのみさまして」 選字は「や可弖端爾布志多れ盤つ遊年ら類 邊久裳阿ら春人盤み […]
2024-09-26 / 最終更新日時 : 2024-09-26 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(5)和泉式部日記を書いて 5.見た目は哀れで釈文:「心苦しげにうちなびきたるには、ただ今も、消えぬべき露のわが身ぞあやふく、草葉につけてかなしきままに、奥へも入らで」 選字は「心久流志希二う遅那日支多類爾八 多今裳消えぬへ支露農わ可身所あやふく […]
2024-09-25 / 最終更新日時 : 2024-09-25 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(4)和泉式部日記を書いて 4.草の色さへ釈文:「嘆かし、と思へど、知る人もなし。草の色さへ見しにもあらずなり行けば、しぐれんほどの久しさも、まだきにおぼゆる風に」 選字は「な希可志と於も遍とし流ひと毛那し 草の色佐へ見しに毛あら須奈里遊介者 し久 […]
2024-09-24 / 最終更新日時 : 2024-10-04 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(3)和泉式部日記を書いて 3.わたしの袖は釈文:「秋のうちはくちはてぬべしことわりの 時雨にたれか袖はからまし」 選字は「秋のう遅は具千盤てぬ遍志ことわ里の し九禮耳多連か處傳者可ら満志」 鑑賞:「誰か」は「誰にか」の意味。 歌意は「わたしの袖は […]
2024-09-23 / 最終更新日時 : 2024-09-23 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(2)和泉式部日記を書いて 2.空は一面曇って釈文:「ことごとしうかきくもるものから、ただ気色ばかり雨うち降るは、せんかたなくあはれにおぼえて」 選字は「こ登こ東しうか支 九茂るも農可ら多気色は可利雨有ち 布類者せ无可堂那久あ者禮爾お本え弖」 鑑賞 […]
2024-09-22 / 最終更新日時 : 2024-09-22 タオ 感性豊かな才知 あかつき起きの文に五首贈答歌その一(1)和泉式部日記から 1.風の音釈文:「御覧ずれば、『風の音、木の葉の残りあるまじげに吹きたる、つねよりもものあはれにおぼゆ。」 選字は「御覧春れ者風乃音木の葉農残利ある まし遣耳吹支多流つ年よ里裳ヽ 能ヽ阿盤連にお本ゆ」 鑑賞:手習のように […]
2024-09-21 / 最終更新日時 : 2024-09-21 タオ 感性豊かな才知 秋の夜のありあけ月が(4)和泉式部日記を書いて 4.手習ひのやうに釈文:「げにあはれなりつる空の気色を見給ひける、と思ふに、をかしうて、この手習ひのやうに書きゐたるを、やがてひき結びてたてまつる。」 選字は「介にあ盤れ奈里つる空の 希志支を見多ま比けると於も不爾越可志 […]
2024-09-20 / 最終更新日時 : 2024-09-20 タオ 感性豊かな才知 秋の夜のありあけ月が(3)和泉式部日記を書いて 3.せっかく、おいでになられたのに釈文:「いでや、げに、いかにくち惜しきものにおぼしつらん、と思ふよりも、なほをりふしはすぐし給はずかし」 選字は「伊弖や希二い可に具千惜し支裳の爾於本 し徒ら無と思布よ利毛なほを里ふし八 […]
2024-09-19 / 最終更新日時 : 2024-09-19 タオ 感性豊かな才知 秋の夜のありあけ月が(2)和泉式部日記を書いて 2.月が沈むまで釈文:「秋の夜のありあけの月の入るまでに やすらひかねて帰りにしかな」 選字は「秋の夜農あり阿希乃徒支の入る満て二 や春ら比可年て閑遍利爾し可那」 鑑賞:「入るまでに」は「帰りにしかな」にかかる。「やすら […]