2023-11-21 / 最終更新日時 : 2023-11-22 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(5)建礼門院右京大夫集から 5.今日からさらに 釈文:「君ぞなほ 今日より後も 数ふべき 九がへりの 十のゆくすゑ」 選字は「君曽奈ほ希婦よ里能遅も数不へ支 こヽ能可遍り農登うの遊久春ゑ」 歌意は「九十の祝賀を賜った俊成殿は、今日から後もさらに九十 […]
2023-11-20 / 最終更新日時 : 2023-11-20 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(4)建礼門院右京大夫集から 4.夜通し拝見して 釈文:「よもすがらさぶらひて見しに、昔のことおぼえて、いみじく道の面目なのめならずおぼえしかば、つとめて入道のもとへ、そのよしもうしつかはす。」 選字は「夜毛須可ら散ふ 羅飛て見志爾昔農こと於本えてい […]
2023-11-19 / 最終更新日時 : 2023-11-19 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(3)建礼門院右京大夫集から 3.二条殿へ 釈文:「二条殿へまゐるべきよし仰せ事とて、範光の中納言の車とてあれば、まゐりて、文字二つ置きなほして、やがて気もゆかしくて」 選字は「二条 殿へまゐ流邊支よし仰せ事と弖 範光の中納言農車登てあれ者ま 井利て […]
2023-11-18 / 最終更新日時 : 2023-11-18 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(2)建礼門院右京大夫集から 2.刺繍を直して 釈文:「置きてしを、『けさぞ』の『ぞ』文字、『仕へむ』の『む』文字を、『や』と、『よ』とになるべかりけるとて、にはかにその夜になりて」 選字は「お幾て し越希さ曽のそ文字仕へ無の無 も志をやとよ登爾那る […]
2023-11-17 / 最終更新日時 : 2023-11-18 タオ 思慕の情 俊成の歌道、誉高く(1)建礼門院右京大夫集から 1.もう少し良さそうな 釈文:「とありしが、給はりたらむ人の歌にては、今すこしよかりぬべく、心のうちにおぼえしかども、そのままに置くべきことなれば」 選字は「と阿里し可多まは利堂らむ人農 歌耳て者今須こしよかりぬへ久 こ […]
2023-11-16 / 最終更新日時 : 2023-11-16 タオ 思慕の情 俊成九十祝賀の贈答に(3)建礼門院右京大夫集を書いて 3.生きながらへて 釈文:「ながらへて けさぞうれしき 老の波 やちよをかけて 君に仕へむ」選字は「那可ら遍弖希沙所う連志支 老乃波や遅夜を可幾傳君二仕へ無」 鑑賞:この歌は宮内卿の作。「けさ」は「今朝」に「袈裟」を響か […]
2023-11-15 / 最終更新日時 : 2023-11-13 タオ 思慕の情 俊成九十祝賀の贈答に(2)建礼門院右京大夫集から 2.宮内卿の歌に 釈文:「おくり物の法服の装束の袈裟に歌を書くべしとて、師光入道の女、宮内卿の殿に歌は召されて、紫の糸にて、院の仰せ事にて、置きてまゐらせたりし。」 選字は「お倶利も乃 の法服農装束の希散農歌を可久 遍爾 […]
2023-11-14 / 最終更新日時 : 2023-11-13 タオ 思慕の情 俊成九十祝賀の贈答に(1)建礼門院右京大夫集から 1.長寿を祝う 釈文:「建仁三年の年、霜月の二十日余りいくかの日やラム、五条の三位入道俊成、九十に満つと聞かせおはしまして、院より賀賜はするに」選字は「建仁三年の年霜月乃二十日余り い久可能日やら無五条農三位入道俊成 九 […]
2023-11-13 / 最終更新日時 : 2023-11-13 タオ 思慕の情 有明の月、雲までも平通宗を思い出し(6) 6.ただもう例のないこと 釈文:「思ひいづる ことのみぞただ ためしなき なべてはかなき ことを聞くにも」 選字は「思比い徒ること能美多ヽた免し奈支 難へ弖者か那支こ登越き久に裳」鑑賞:定命で亡くなることは、寿命と諦めも […]
2023-11-12 / 最終更新日時 : 2023-11-12 タオ 思慕の情 有明の月、雲までも平通宗を思い出し(5)建礼門院右京大夫集を書いて 5.朝の光の中で 釈文:「露ときえ 煙ともなる 人はなほ はかなきあとを ながめもすらむ」選字は「露ときえ煙登毛なる人者奈ほ盤可 奈記あとを那可免も寸羅無」歌意は「はかなく露が消えるように立ち昇る煙になってしまった。人は […]