2024-01-25 / 最終更新日時 : 2024-01-25 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(7)和泉式部日記より 7.宮からのお手紙が 釈文:「かくて、しばしばのたまはする、お返りも時々きこえさす。つれづれも少しなぐさむ心地してすぐす。」 選字は「か具傳し者志盤能多ま者須す御返り 裳と幾ヽヽ記こ者沙春つれつ連毛数こし な倶さむ心地し […]
2024-01-24 / 最終更新日時 : 2024-01-24 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(6)和泉式部日記より 6.今日に心と 釈文:「けふの間の心にかへて思ひやれ ながめつつのみすぐす心を」 選字は「希婦農ま能こヽ楼耳可遍て於母飛や連 那可免つヽ乃美春久須心を」 鑑賞:「けふ」の言葉を使い、あなたは今日の苦しさを言いますが、私は […]
2024-01-23 / 最終更新日時 : 2024-01-22 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(5)和泉式部日記より 5.深く考えもせず 釈文:「とのたまはせたり。もとも心深からぬ人にて、ならはぬつれづれのわりなく思ゆるに、はかなきことも目止まりて、御返り」 選字は「との堂(ま)者勢多利も度毛心婦可らぬ人爾て 奈羅盤ぬつ連ヽヽ能王り奈具 […]
2024-01-22 / 最終更新日時 : 2024-01-22 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(4)和泉式部日記より 4.心の中を 釈文:「もて来たれば、をかし、と見れば、つねは、とて御返りきこえさせず。たまはせそめては、また、 うち出ででもありにしものをなかなかに 苦しきまでも嘆くけふかな」 選字は「も傳来多連八越可しと見れ者つ年者と […]
2024-01-21 / 最終更新日時 : 2024-01-21 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(3)和泉式部日記より 3.決して人に言うな 釈文:「と書かせ給ひて、たまふとて、『かかること、ゆめ人に言ふな。すきがましきやうなり』とて、入らせ給ひぬ。」 選字は「と書可勢多万非て堂ま布と傳可ヽる こと遊免日と耳言婦奈春きかまし支 やう那里度 […]
2024-01-20 / 最終更新日時 : 2024-01-20 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(2)和泉式部日記より 2.兄弟鳥のように 釈文:「同じ枝に鳴きつつをりし ほととぎす 声は変らぬものと知らずや」 選字は「お那し枝二奈幾徒ヽを里志ほとヽ支寸 聲者可盤羅ぬもの登しら須や」 歌意は「兄と私は同じ花橘の枝で鳴いていた時鳥のような者 […]
2024-01-19 / 最終更新日時 : 2024-01-19 タオ 感性豊かな才知 同じ枝で鳴くほととぎす(1)和泉式部日記より 1.返事を待っていると 釈文:「まだ端におはしましけるに、この童、かくれの方に気色ばみけるけはひを御覧じつけて、『いかに』と問はせ給ふに、御文をさし出でたれば、御覧じて」 選字は「また者し爾於盤志まし介流二この童 か久連 […]
2024-01-18 / 最終更新日時 : 2024-01-17 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(5)和泉式部日記から 5.宮が不誠実な方とは 釈文:「なにかは、あだあだしくもまだきこえ給わぬを、はかなきことをも、と思ひて」 選字は「奈耳可盤 あ多ヽヽし供毛万堂き故え多まはぬを 波可那支こ登越もと思比て」 鑑賞:「なにかは」は「はかなきこ […]
2024-01-17 / 最終更新日時 : 2024-01-17 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(4)和泉式部日記から 4.むかしの人の 釈文:「『むかしの人の』と言はれて、『さらば参りなん。いかがきこえさすべき』と言へば、ことばにてきこえさせんもかたはらいたくて」 選字は「む可しの人農とい は連て沙ら者参り難无い可ヽ支許え散寸 遍支度言 […]
2024-01-16 / 最終更新日時 : 2024-01-16 タオ 感性豊かな才知 たちばなの花をとり出して(3)和泉式部日記から 3.これをもって行き 釈文:「『これもて参りて、いかが見給ふ、とてたてまつらせよ』とのたまはせつる」とて、たちばなの花をとり出でたれば」 選字は「これ も傳参る利弖い可ヽ見給布とて多亭ま徒ら 勢よと能多万はせつる登天堂地 […]