2024-02-14 / 最終更新日時 : 2024-02-15 タオ 感性豊かな才知 歌はおろかお手紙さえも(2)和泉式部日記より 2.童は来たものの 釈文:「例の、童来たり。御文やあらん、と思ふほどに、さもあらぬを、心憂し、と思ふほどもすきずきしや。」 選字は「連い農童支た里御文やあら无度おもふほ と耳佐毛あ羅ぬを心憂しと於母布本と も須支ヽヽ志や […]
2024-02-13 / 最終更新日時 : 2024-02-14 タオ 感性豊かな才知 歌はおろかお手紙さえも(1)和泉式部日記より 1.お返事はしたけれど 釈文:「ときこえても、あやしかりける身のありさまかな、故宮の、さばかりのたまはせしものを、と悲しくて思ひ乱るるほどに」 選字は「と幾こ江ても愛やし可希流身農あ 梨さまか奈故宮の佐者可り農た万盤勢し […]
2024-02-12 / 最終更新日時 : 2024-02-12 タオ 感性豊かな才知 後の世語りにも(5)和泉式部日記から 5.物思いの朝 釈文:「御返り 世のつねのことともさらに思ほえず はじめてものを思ふ朝は」 選字は「世の徒年農こ度ヽも佐ら耳思ほえ春 波し免て裳乃を於も布あし多八」 鑑賞:「世のつね」帥宮のお歌の言葉をそのまま受けて、女 […]
2024-02-11 / 最終更新日時 : 2024-02-12 タオ 感性豊かな才知 後の世語りにも(4)和泉式部日記から 4.恋といへば 釈文:「すなわち、今のほどもいかが。あやしうこそとて、恋といへば世のつねのとや思ふらん けさの心はたぐひだになし」 選字は「寸奈 盤千今のほと毛い可か阿やしうこ所とて恋とい遍はよ能つ年の登や於母布ら無 介 […]
2024-02-10 / 最終更新日時 : 2024-02-10 タオ 感性豊かな才知 後の世語りにも(3)和泉式部日記から 3.軽々しく外出など 釈文:「まいてときこゆ。『かろがろしき御ありきすべき身にてもあらず。なさけなきやうにはおぼすとも、まことにものおそろしきまでこそおぼゆれ』とて、やをらすべり入り給ひぬ。」 選字は「まい弖度きこ遊可ろ […]
2024-02-09 / 最終更新日時 : 2024-02-09 タオ 感性豊かな才知 後の世語りにも(2)和泉式部日記から 2.夜とともに 釈文:「とのたまへば、夜とともにぬるとは袖を思ふ身も のどかに夢を見るよひぞなき」 選字は「と乃堂(ま)邊八夜とヽ裳耳ぬ流と者袖越おも布身毛 能登可に遊免を美るよ非曽奈支」 鑑賞:「ぬる」に「寝る」と「濡 […]
2024-02-08 / 最終更新日時 : 2024-02-09 タオ 感性豊かな才知 後の世語りにも(1)和泉式部日記から 1.はかなき夢を 釈文:「かくて明かすべきにや、とて、はかなき夢をだに見て明かしては なにをか後の世語りにせん」 選字は「か久天明可春遍支耳やとて は可毛那支夢を多耳見弖あ賀して八 難爾遠可能遅のよ語り二勢无」 歌意は「 […]
2024-02-07 / 最終更新日時 : 2024-02-07 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(13)和泉式部日記を書いて 13.夜も更けて 釈文:「など、はかなきことにきこえなすほどに、夜もやうやう更けぬ。」 選字は「那と者可難支ことにきこえ奈 寸ほと爾夜毛やうヽヽ更希ぬ」 大意は「など、とりとめのない話をしていると、夜もだんだんと更けてい […]
2024-02-06 / 最終更新日時 : 2024-02-06 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(12)和泉式部日記を書いて 12.前の方のようには 釈文:「『よも、さきざき見給ふらん人のやうにはあらじ』とのたまへば、『あやし。こよひのみこそ、きこえさすると思ひ侍れ、さきざきはいつかは』」 選字は「よも佐支ヽヽ見多ま布羅無人のやう 耳者阿らしと […]
2024-02-05 / 最終更新日時 : 2024-02-05 タオ 感性豊かな才知 思ひがけない月夜の逢瀬(11)和泉式部日記を書いて 11.古いしきたりに 釈文:「ふるめかしう奥まりたる身なれば、かかるところにゐならばぬを、いとはしたなき心地するに、そのおはするところにすゑ給へ。」 選字は「布流め可しうお供まり多る身那連八 賀ヽると許ろ二ゐ奈者ぬを以度 […]