2025-06-06 / 最終更新日時 : 2025-06-06 タオ 感性豊かな才知 本意でない宮仕へ「巌の中」(4)和泉式部日記から 4.里に近く住み釈文:「近くて親はらからの御ありさまも見きこえ、またむかしのやうにも見ゆる人の上を見さだめん、と思ひ立ちにたれば」 選字は「遅か具傳お屋者羅可らの御あ里散まも見支 こ盈ま多む可し乃やう二裳み遊る人の 上越 […]
2025-06-05 / 最終更新日時 : 2025-06-05 タオ 感性豊かな才知 本意でない宮仕へ「巌の中」(3)和泉式部日記から 3.巌の中こそ釈文:「巌の中こそ住ままほしけれ、また憂きこともあらば、いかがせん、いと心ならぬさまにこそ思ひ言はめ、なほかくてやすぎなまし」 選字は「い盤保農中こ處寸ま 萬ほ志介連満多うき許ともあら八伊 可駕世无以登心那 […]
2025-06-04 / 最終更新日時 : 2025-06-04 タオ 感性豊かな才知 本意でない宮仕へ「巌の中」(2)和泉式部日記から 2.忠告をしてくれる人も釈文:「まめやかなることどもいふ人々もあれど、耳にも立たず。心うき身なれば、宿世にまかせてあらん、と思ふにも、この宮仕へ本意にもあらず」 選字は「ま免や可難ることヽ茂言布人々も愛れと耳二 毛多寸こ […]
2025-06-03 / 最終更新日時 : 2025-06-04 タオ 感性豊かな才知 本意でない宮仕へ「巌の中」(1)和泉式部日記から 1.宮のお心を思へば釈文:「かばかり、ねんごろにかたじけなき御心ざしを見ず知らず、心こはきさまにもてなすべき、ことごとはさしもあらず、など思へば、参りなん、と思ひ立つ。」 選字は「か盤可り年无こ路耳可堂し介な支 御心さし […]
2025-06-02 / 最終更新日時 : 2025-06-02 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(8)和泉式部日記より 8.その夜より釈文:「その夜よりわが身の上は知られねば すずろにあらぬたびねをぞする」 選字は「御返し 所の夜よ利王か身農上はしら連ね盤 数ヽ婁耳阿らぬ堂ひ年遠曽須る と支許ゆ」 歌意は「(宮さまにお目にかかった)その夜 […]
2025-06-01 / 最終更新日時 : 2025-06-01 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(7)和泉式部日記より 7.伏見の里を釈文:「ねぬる夜の寝覚めの夢にならひてぞ ふしみの里を今朝はおきける」 選字は「年ぬ流よ農寝佐め乃夢爾奈羅日て處 婦し美農里越介散者於支幾る」 歌意は「一人で寝る夜の、寝覚めの夢に慣れてしまい、あなたと共に […]
2025-05-31 / 最終更新日時 : 2025-06-01 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(6)和泉式部日記より 6.他の人が起きる前に釈文:「明けぬれば、やがてゐておはしまして、人の起きぬさきにと、いそぎ帰らせ給ひて、つとめて」 選字は「明希ぬれ者や可傳井て於盤しま し天飛登の起支ぬ佐き耳とい所 幾帰らせ給ひて徒と免て」 鑑賞:「 […]
2025-05-30 / 最終更新日時 : 2025-05-30 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(5)和泉式部日記より 5.おろそかにして釈文:「おろかにすぎにし方さへくやしうおぼさるるもも、あながちなり。」 選字は「おろ可に春支志 方佐遍久やし有於本さるヽも阿奈可遅 奈里」 鑑賞:「おろかに」おろそかに。宮がこれまで女をおろそかにしてお […]
2025-05-29 / 最終更新日時 : 2025-05-29 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(4)和泉式部日記より 4.例の右近釈文:「例の右近の尉、この童とぞ近くさぶらふ。あはれにもののおぼさるるままに」 選字は「連い農右近の尉この童と所ち可久佐布らふ阿者連耳も能ヽお本さ流ヽまヽに」 鑑賞:「この童」小舎人童。「この」は「例の」に同 […]
2025-05-28 / 最終更新日時 : 2025-05-28 タオ 感性豊かな才知 寝覚めの夢をふしみの旅路で(3)和泉式部日記より 3.みなが寝静まって釈文:「人静まりてぞおはしまして、御車にたてまつりて、よろづのことをのたまはせ契る。心えぬ宿直のをのこどもぞめぐりありく。」 選字は「人静ま利傳曽お盤 志万し天御車耳多てま徒里て よ露つ農こと越乃まは […]