2024-07-18 / 最終更新日時 : 2024-07-19 タオ 感性豊かな才知 久しぶりの宮の来訪は(2)和泉式部日記より 2.人が去ってから 釈文:「人まかでなどして、右近の尉さし出でたれば、『例の車に装束せさせよ』とて、おはします。」 選字は「ひと万か亭奈と し傳右近の尉さし出て多れ者連いの車に 装束せ佐勢よと亭於者し満春」 鑑賞:「例の […]
2024-07-17 / 最終更新日時 : 2024-07-19 タオ 感性豊かな才知 久しぶりの宮の来訪は(1)和泉式部日記より 1.お世話をする少女に「樋洗童(ひすましわらは)して、『右近の尉にさしとらせて来(こ)とてやる。お前に、人々して御物語りしておはしますほどなりけり。」 選字は「樋洗童して右近の尉耳佐志とら勢来 登亭や流お前爾人々して御物 […]
2024-07-16 / 最終更新日時 : 2024-07-16 タオ 感性豊かな才知 宮さまにお逢ひできなくてもせめて(6)和泉式部日記を書いて 6.わたしの心を慰めよ 釈文:「月を見て荒れたる宿にながむとは 見に来ぬまでもたれに告げよと」 選字は「月越見亭あれ多る宿耳那可無と盤美に来ぬま傳も堂れ二つ希よ登」 鑑賞:「たれに告げよ」は、わたしに告げて心を慰めよ、の […]
2024-07-15 / 最終更新日時 : 2024-07-15 タオ 感性豊かな才知 宮さまにお逢ひできなくてもせめて(5)和泉式部日記を書いて 5.うらやましくも 釈文:「かくて、のちもなほ、間遠なり。月のあかき夜、うちふして、うらやましくも、などながめらるれば、宮にきこゆ。」 選字は「か久て能ちも奈ほ間遠奈里徒支のあ可記夜 う遅布志天有らやまし九茂なと那可免ら […]
2024-07-14 / 最終更新日時 : 2024-07-15 タオ 感性豊かな才知 宮さまにお逢ひできなくてもせめて(4)和泉式部日記を書いて 4.うらみの絶えぬ仲と 釈文:「逢ふ事はとまれかうまれ歎かじと 恨み絶えせぬ仲となりなば」とぞ聞こえさする。 選字は「阿布こ登者と満連可有まれ奈遣か志 越う羅三多え勢ぬ難里な八 と所きこ盈佐春る」 鑑賞:前の詞書の「聞ゆ […]
2024-07-13 / 最終更新日時 : 2024-07-13 タオ 感性豊かな才知 宮さまにお逢ひできなくてもせめて(3)和泉式部日記を書いて 3.気後れがして 釈文:「御返り、『きこゆべきことなきにはあらねど、わざとおぼしめさんも、恥かしうて」 選字は「御返り支こ遊へきこ度那支耳盤阿ら年と わ沙とおほし免さ无毛恥可志う天」 鑑賞:「御返り」底本は「御返は」応永 […]
2024-07-12 / 最終更新日時 : 2024-07-13 タオ 感性豊かな才知 宮さまにお逢ひできなくてもせめて(2)和泉式部日記を書いて 2.つらいこと、悲しいこと 釈文:「つらしともまた恋しともさまざまに 思ふことこそひまなかりけれ」 選字は「徒ら志登も満多恋しと裳佐まヽヽ爾 お茂布こと許そ比万奈か里介れ」 歌意は「あなたのことを、恨めしいとも、悲しいと […]
2024-07-11 / 最終更新日時 : 2024-07-13 タオ 感性豊かな才知 宮さまにお逢ひできなくてもせめて(1)和泉式部日記を書いて 1.宮は心憂く 釈文:「宮は、ひと夜のことを、なま心憂くおぼされて、久しくのたまはせで、かくぞ。」 選字は「みや者ひと夜のこと越奈万心憂く於本さ連 亭久し九農たま勢て可里所」 鑑賞:「ひと夜のこと」先夜、他人の車を見たこ […]
2024-07-10 / 最終更新日時 : 2024-07-10 タオ 感性豊かな才知 松山に波高しとは(5)和泉式部日記から 5.人の空ごとを 釈文:「あやしかりけることかな、人の空ごとを聞こえたりけるにや、と思ひて、『君をこそ末の松とは聞き渡れ ひとしなみにはたれか越ゆべき』ときこえつ。」 選字は「あやし可梨介流こと哉 人農空こと越きこ盈多里 […]
2024-07-09 / 最終更新日時 : 2024-07-10 タオ 感性豊かな才知 松山に波高しとは(4)和泉式部日記から 4.あなたが他の人に心を 釈文:「松山に波高しとは見てしかど けふのながめはただならぬかな」とあり。雨降るほどなり。」 選字は「『松や万耳波多可志とは見てしかと 希婦の奈閑免者堂ヽ那らぬ可奈』と阿里雨降る本と難利」 鑑賞 […]