2025-01-13 / 最終更新日時 : 2025-01-13 タオ 感性豊かな才知 月見ぬ夜更けての文(5)和泉式部日記を書いて 5.ふと眺めると釈文:「うちながめられて、つねよりもあはれにおぼゆ。門もあけねば、御使ひ待ち遠にや思ふらん、とて、御返し」 選字は「うち那可免ら連て徒年よ利も阿者れ爾おほゆ門毛 あ希ね者御使ひま千遠二や思布ら無とて御返し […]
2025-01-12 / 最終更新日時 : 2025-01-14 タオ 感性豊かな才知 月見ぬ夜更けての文(4)和泉式部日記を書いて 4.あなたはご覧に釈文:「見るや君さ夜うち更けて山のはに くまなくすめる秋の夜の月」 選字は「見るや君さ夜う遅布介て山農は二 具満奈九寸免流秋のよ能つ支」 歌意は「あなたはご覧になられていますか。夜が更けてやっと山の端に […]
2025-01-11 / 最終更新日時 : 2025-01-11 タオ 感性豊かな才知 月見ぬ夜更けての文(3)和泉式部日記を書いて 3.心やゆきて釈文:「思ひかけぬほどなるを、心やゆきて、とあはれにおぼえて、妻戸おしあけて見れば」 選字は「於毛飛可けぬ本と那る越心 やゆ支傳とあ者れ爾お本盈て妻戸おし あ介亭見連八」 鑑賞:「心やゆきて」は「夜な夜なは […]
2025-01-09 / 最終更新日時 : 2025-01-10 タオ 感性豊かな才知 月見ぬ夜更けての文(1)和泉式部日記を書いて 1.便りもなく釈文:「かくて、二三日、音もせさせ給はず。頼もしげにのたまはせしことも、いかになりぬるにか、と思ひつづくるに、寝もねられず。」 選字は「か久亭二三日於ともせ佐勢多万盤寸頼毛 し希爾能多まはせしこ登もい可に […]
2025-01-03 / 最終更新日時 : 2025-01-04 タオ 感性豊かな才知 霜白き朝に童が遅れて(5)和泉式部日記より 5.私から口に出さなければ釈文:「ときこえたれば、『もの言はでやみなましかばかけてだに 思ひ出でましや手枕の袖』」 選字は「とき故え多連八 裳能言者亭や三那まし可八閑けて多爾 於も日出傳ましや手枕の袖」 鑑賞:「かけてだ […]
2025-01-02 / 最終更新日時 : 2025-01-02 タオ 感性豊かな才知 霜白き朝に童が遅れて「手枕の袖」を想い出し(4)和泉式部日記より 4.手枕の袖はどうしたの釈文:「『手枕の袖は、忘れ給ひにけるなめりかし』とあれば、『人知れず心にかけてしのぶるを 忘るとや思ふ手枕の袖』」 選字は「手枕の袖者わ須連多まひ爾希る那免里可志と『ひと志れ春こヽ路耳可希てし能ふ […]
2025-01-01 / 最終更新日時 : 2025-01-01 タオ 感性豊かな才知 心ほぐれた宮と贈答歌「手枕の袖」を想いだし(3) 3.もっともなことと釈文:「ときこえさせたれば、笑はせ給ひて、『ことわりや今は殺さじこの童 しのびのつまの言ふことにより』」 選字は「登き故えさせ多れ者笑盤せ給ひて 『許とわ里や今者こ露さしこ能童 し乃比の徒まのい布こ登 […]
2024-12-31 / 最終更新日時 : 2024-12-31 タオ 感性豊かな才知 心ほぐれた宮と贈答歌「手枕の袖」を想いだし(2)和泉式部日記より 2.物騒なお話で釈文:「とあれば、『殺させ給ふべかなるこそ』とて、『君は来ずたまたま見ゆる童をば いけとも今は言はじと思ふか』 選字は「と阿連八こ露さ勢多万布遍可奈流こ處とて 君者来須多万ヽヽ見遊る童を八 以希望と裳今者 […]
2024-12-30 / 最終更新日時 : 2024-12-31 タオ 感性豊かな才知 心ほぐれた宮と贈答歌「手枕の袖」を想いだし(1)和泉式部日記より 1.したり顔に釈文:「『けさしたり顔におぼしたりつるも、いとねたし。この童、殺してばや、とまでなん 朝日影さして消ゆべき霜なれど うちとけがたき空の気色ぞ』」 選字は「遣佐し多利かほ耳お本志多里徒る毛 いと年た亭こ能童こ […]
2024-12-29 / 最終更新日時 : 2024-12-29 タオ 感性豊かな才知 霜白き朝に童が遅れて(9)和泉式部日記から 9.もう怒らずに童にうちとけては釈文:「ときこえて、この童の『いみじうさいなみつる』と言ふがをかしうて、端に、『霜の上に朝日さすめり今ははや うちとけにたる気合みせなん』いみじうわび侍るなりとあり。」 選字は「度支こ盈て […]