2024-02-23 / 最終更新日時 : 2024-02-23 タオ 古筆の美しさ 『張季明帖』を臨書して(2)米芾行書三帖から 2.気力また 釈文:「気力復何如也。真行相間。」 書き下し文は「気力復た如何なるやと。真行相間(まじ)わり。」 鑑賞:「気力復何如也」この帖の特徴といえる箇所。連綿の草書で一気に書き上げる。一連の中に文字の大小、広狭、細 […]
2024-02-22 / 最終更新日時 : 2024-02-23 タオ 古筆の美しさ 『張季明帖』を臨書して(1)米芾行書三帖から 1.張季明帖とは 行書三帖は『張季明帖』『李太師帖』『叔カイ帖』から成る。『張季明帖』米芾自身が張旭(ちょうきょく)の秋深帖を入手して、その書が張旭の最高傑作であると自慢したものである。連綿草に特徴があり、王献之の学習の […]
2024-02-21 / 最終更新日時 : 2024-02-21 タオ 感性豊かな才知 故宮がお亡くなりになるまで(5)和泉式部日記を書いて 5.つゆ、と 釈文:「と思ひたまふれど、なぐさめずは、つゆ』ときこえたり。おはしまさんとおぼしめせど、うひうひしうのみおぼされて、日ごろになりぬ。」 選字は「登思比多ま婦連と奈里佐め春八つ遊と きこ盈多里 於者し佐無とお […]
2024-02-20 / 最終更新日時 : 2024-02-20 タオ 感性豊かな才知 故宮がお亡くなりになるまで(4)和泉式部日記を書いて 4.実がこもっていない恋 釈文:「おろかにや、と思ふこそ苦しけれ』とあるを、なにか、ここには、かかれどもおぼつかなくも思ほえず これもむかしの縁こそあるらめ」 選字は「おろ可爾やと思ふこ所久類し介連と阿る を何かこヽに者 […]
2024-02-19 / 最終更新日時 : 2024-02-19 タオ 感性豊かな才知 故宮がお亡くなりになるまで(3)和泉式部日記を書いて 3.ひたぶるに 釈文:「暗きほどにぞ、御返りある。ひたぶるに待つとも言はばやすらはで ゆくべきものを君が家路に」 選字は「暗きほと耳處御返りある 飛堂布流耳まつ度い者盤や春羅 者て遊久へ支裳能を支美可い遍路二」 鑑賞:女 […]
2024-02-18 / 最終更新日時 : 2024-02-19 タオ 感性豊かな才知 故宮がお亡くなりになるまで(2)和泉式部日記を書いて 2.故宮のはてまで 釈文:「故宮の、はてまでそしられさせ給ひしも、これによりてぞかし、とおぼしつつむも、ねんごろにはおぼされぬなめりかし。」 選字は「故宮のは天ま傳そ事 羅連さ勢多万比しもこれ爾よ理弖所 可志と於本しつヽ […]
2024-02-17 / 最終更新日時 : 2024-02-19 タオ 感性豊かな才知 故宮がお亡くなりになるまで(1)和泉式部日記を書いて 1.北の方は 釈文:「北の方も、例の人の仲のやうにこそおはしまされど、夜ごとに出でんも、あやしとおぼしめすべし」 選字は「北の方も例農人の仲農やう爾こ所お盤しま 佐年と夜こ登に出て無毛阿やしとおほ し免寸遍志」 鑑賞:「 […]
2024-02-16 / 最終更新日時 : 2024-02-16 タオ 感性豊かな才知 歌はおろかお手紙さえも(4)和泉式部日記より 4.いとほしうも 釈文:「ご覧じて、げに、いとほしうも、とおほせど、かかる御ありきさらにせさせ給はず。」 選字は「御覧して幾耳いとほ志う毛とお本せ登 可ヽ流あり支沙ら爾勢させ多まは春」 鑑賞:「いとほし」一説には「厭(イ […]
2024-02-15 / 最終更新日時 : 2024-02-15 タオ 感性豊かな才知 歌はおろかお手紙さえも(3)和泉式部日記より 3.いづれあなたをお待ちすると 釈文:「帰り参るに、きこゆ。待たましもかばかりこそはあらましか 思ひもかけぬけふの夕暮れ」 選字は「可遍り満井る爾記こゆ待多まし毛か者可里故曽盤あら満志可 於母飛裳可ぬけふの遊不久連」 鑑 […]
2024-02-14 / 最終更新日時 : 2024-02-15 タオ 感性豊かな才知 歌はおろかお手紙さえも(2)和泉式部日記より 2.童は来たものの 釈文:「例の、童来たり。御文やあらん、と思ふほどに、さもあらぬを、心憂し、と思ふほどもすきずきしや。」 選字は「連い農童支た里御文やあら无度おもふほ と耳佐毛あ羅ぬを心憂しと於母布本と も須支ヽヽ志や […]