2025-08-09 / 最終更新日時 : 2025-08-10 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(2)和泉式部日記を書いて 2.ああ何という釈文:「あな恋し今も見てしが山がつの 垣ほに咲ける大和撫子」 選字は「あ奈恋しい万裳見て斯可山か徒の 閑支保二咲希流やま登奈傳志こ」 鑑賞:この歌は『古今集』(恋四 よみ人しらず)に同じ歌が所収されている […]
2025-08-08 / 最終更新日時 : 2025-08-10 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(1)和泉式部日記を書いて 1.気持ちは晴れずに釈文:「女は、そののち、もののみあはれにおぼえ、嘆きのみせらる。とくいそぎ立ちたらましかば、と思ふ。」 選字は「女は處能ヽ遅裳のヽみ阿者れ耳お保 盈な希支乃見せら類と久以曽記多千堂 良満し可盤と思布」 […]
2025-08-07 / 最終更新日時 : 2025-08-07 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(6)和泉式部日記より 6.先々の予想など釈文:「あが君や、あらましごと、さらにさらにきこえじ。人やりならぬものわびし とぞある。」 選字は「阿か君やあ羅万しこと沙ら二さ良に支こ 盈し人や利那らぬも乃王飛し登曽あ類」 鑑賞:「あが君や」親しさを […]
2025-08-06 / 最終更新日時 : 2025-08-06 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(5)和泉式部日記より 5.住吉の松のように釈文:「思ひなさんとこころみしかや 『ほど知らぬ命ばかりぞさだめなき 契りてかはすすみよしの松』」 選字は「おも日那さむと故ヽ呂美し可や 保とし羅努意能遅者可梨曽佐多免奈支 千き里傳可盤須美よし能松」 […]
2025-08-05 / 最終更新日時 : 2025-08-05 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(4)和泉式部日記より 4.いつか見た悪い夢釈文:「くち惜しうも とあれば、ご覧じて、まづこれよりとこそ思ひつれ、『うつつとも思はざらなんねぬる夜の 夢に見えつるうきことぞそは』」 選字は「久ち惜しう毛登あれ盤御覧して 万徒こ連よりと故そ思比つ […]
2025-08-04 / 最終更新日時 : 2025-08-04 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(3)和泉式部日記より 3.あれほどの契りを釈文:「と思ひたまふれど、いかがはとて、端に、 『しかばかり契りしものを定めなき さは世のつねに思ひなせとや』」 選字は「と思ひ多万布れとい可ヽ者登て端二 しか者可梨千支里斯毛の越さ多免奈支 佐盤よ能 […]
2025-08-03 / 最終更新日時 : 2025-08-05 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(2)和泉式部日記より 2.うつつと釈文:「うつつにて思へば言はん方もなし こよひのことを夢になさばや」 選字は「有徒ヽ耳て思倍者言波無可多裳那し 故よ飛農許とを遊免二奈佐盤や」 歌意は「昨夜の、現実のことと考えると言いようもありません。心細い […]
2025-08-02 / 最終更新日時 : 2025-08-03 タオ 感性豊かな才知 昨夜の話はことごとく夢と(1)和泉式部日記より 1.南院入りの件釈文:「なにの頼もしきことならねど、つれづれのなぐさめに思ひ立ちつるを、さらに、いかにせまし、など思ひ乱れて、きこゆ。」 選字は「那耳乃頼もし支こ登奈らねとつ連ヽヽ 乃難具さ免二思比多遅徒る越さらに意可 […]
2025-08-01 / 最終更新日時 : 2025-08-01 タオ 感性豊かな才知 のどやかに降る雨(5)和泉式部日記から 5.わたしの涙が釈文:「落つる涙は雨とこそ降れ 御気色の例よりもうかびたることどもをのたまはせて、明けぬれば、おはしましぬ。」 選字は「落つ流奈み多盤あ免と故曽降れ 御気色の例より毛うか飛多流ことヽ裳を 乃堂万はせ天明希 […]
2025-07-31 / 最終更新日時 : 2025-07-31 タオ 感性豊かな才知 のどやかに降る雨(4)和泉式部日記から 4.いい加減な話に釈文:「なほざりのあらましごとに夜もすがら とのたまはすれば」 選字は「那本さ梨乃あ羅まし故と二夜も須可良 と能多ま波春連八」 鑑賞:「なほざりの」いい加減な。「あらましごと」予想話。宮の言ったのは仮定 […]