2025-06-13 / 最終更新日時 : 2025-06-13 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(6)和泉式部日記より 6.人の言ふことを釈文:「人の言ふことありしを、よも、とは思ひながら、思はましかば、とばかりきこえしぞとあるに、胸すこしあきて、御気色もゆかしく、聞かまほしくて」 選字は「人農言婦こと阿利し越よ裳とは思ひ 那可ら於も者ま […]
2025-06-12 / 最終更新日時 : 2025-06-12 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(5)和泉式部日記より 5.やっぱり噂通りかと釈文:「などか御返りも侍らぬ。さればよ、とこそおぼゆれ。いととくも変る御心かな。」 選字は「那と可御返り毛侍らぬ 佐連八よと許そお保ゆ連いとヽ具も変る御心可奈」 鑑賞:「さればよ、とこそ」やっぱり噂 […]
2025-06-11 / 最終更新日時 : 2025-06-11 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(4)和泉式部日記より 4.気おくれして釈文:「また、いかなることきこしめしたるにか、と思ふに、恥かしうて、御返りもきこえさせねば、ありつることを恥かしと思ひつるなめり、とおぼして」 選字は「ま多い可那ること記こ 事免し多流耳可登思ふ二恥かし […]
2025-06-10 / 最終更新日時 : 2025-06-10 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(3)和泉式部日記より 3.自分の決心さへ釈文:「思ひ立つことさへほの聞きつる人もあべかめりつるを、をのこなる目をも見るべかめるかな、と思ふに悲しく、御返り聞こえん物ともおぼえず。」 選字は「思ひ立徒こと佐遍本の支ヽ都る人毛あへ可め りつる越ヽ […]
2025-06-09 / 最終更新日時 : 2025-06-09 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(2)和泉式部日記より 2.めずらしい風評釈文:「めづらかなる空言どもいと多く出でくれど、さはれ、なからんことはいかがせん、とおぼえてすぐしつるを、これは、まめやかにのたませたれば」 選字は「免徒らか奈類空言と裳いと 多く出て供連とさ盤れ那可ら […]
2025-06-08 / 最終更新日時 : 2025-06-08 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(1)和泉式部日記より 1.宮からの御文釈文:「宮より、御文あり。見れば、さりとも、と頼みけるが、おこなるなど、多くのことどものたまはせて、いざ知らずとばかりあるに、胸うちつぶれて、あさましうおぼゆ。」 選字は「宮より御文あ里見れ者佐利ともと頼 […]
2025-06-07 / 最終更新日時 : 2025-06-07 タオ 感性豊かな才知 本意でない宮仕へ「巌の中」(5)和泉式部日記から 5.つまらないこと釈文:「あいなし、参らんほどまでだに、便なきこといかできこしめされじ、近くては、さりとも御覧じてん、と思ひて、すきごとせし人々の文をも、『なし』など言はせてさらに返り事もせず。」 選字は「阿意奈し満井ら […]
2025-06-06 / 最終更新日時 : 2025-06-06 タオ 感性豊かな才知 本意でない宮仕へ「巌の中」(4)和泉式部日記から 4.里に近く住み釈文:「近くて親はらからの御ありさまも見きこえ、またむかしのやうにも見ゆる人の上を見さだめん、と思ひ立ちにたれば」 選字は「遅か具傳お屋者羅可らの御あ里散まも見支 こ盈ま多む可し乃やう二裳み遊る人の 上越 […]
2025-06-05 / 最終更新日時 : 2025-06-05 タオ 感性豊かな才知 本意でない宮仕へ「巌の中」(3)和泉式部日記から 3.巌の中こそ釈文:「巌の中こそ住ままほしけれ、また憂きこともあらば、いかがせん、いと心ならぬさまにこそ思ひ言はめ、なほかくてやすぎなまし」 選字は「い盤保農中こ處寸ま 萬ほ志介連満多うき許ともあら八伊 可駕世无以登心那 […]
2025-06-04 / 最終更新日時 : 2025-06-04 タオ 感性豊かな才知 本意でない宮仕へ「巌の中」(2)和泉式部日記から 2.忠告をしてくれる人も釈文:「まめやかなることどもいふ人々もあれど、耳にも立たず。心うき身なれば、宿世にまかせてあらん、と思ふにも、この宮仕へ本意にもあらず」 選字は「ま免や可難ることヽ茂言布人々も愛れと耳二 毛多寸こ […]