2024-11-27 / 最終更新日時 : 2024-11-27 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無無明亦(2)集字聖教序より 3.無老死釈文:「乃至無老死 亦無老死盡」書き下し文は「乃至、老死も無く、また老死の尽くることも無く」 鑑賞:人間にとって老いは避けがたく、若い日を懐かしむことが常である。老いや若さといったものは相対的なもので、それをそ […]
2024-11-26 / 最終更新日時 : 2024-11-26 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無無明亦(1)集字聖教序より 1.無明も無く釈文:「無無明亦無無明盡」書き下し文は「無明も無く、亦た無明の尽くることも無く」 鑑賞:「無明」とは真理に暗いこと。一切の迷妄・煩悩の根源。三惑の一つ、十二因縁の第1支。本来、無明といった迷い実体はない。よ […]
2024-11-25 / 最終更新日時 : 2024-11-25 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-是故空中(3)集字聖教序より 3.「乃至」の二字で釈文:「無眼界乃至無意識界」書き下し文は「眼界も無く、乃至意識界も無し」 鑑賞:この中で眼界から、「乃至」の二字で間の十六界を省いて最後に意識界で全体をあらわしている。眼耳鼻舌身意やそれに伴うものがな […]
2024-11-24 / 最終更新日時 : 2024-11-25 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-是故空中(2)集字聖教序より 2.六根とは釈文:「無眼耳鼻舌身意。無色聲香味触法。」 書き下し文は「眼・耳・鼻・舌・身・意も無く、色・聲・香味・触・法も無く」 六根は六識を生ずる六つの感覚器官で眼・耳・鼻・舌・身・意のことである。六境とは色・聲・香味 […]
2024-11-23 / 最終更新日時 : 2024-11-23 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-是故空中(1)集字聖教序より 1.是の故に釈文:「是故空中 無色無受想行織」書き下し文は「是の故に空の中には、色も無く、受・想・行・織も無く」 鑑賞:「是故空中」「空」の立場に立てば、もはや五薀もない、絶対否定であると説く。すでに述べたように、「色」 […]
2024-11-22 / 最終更新日時 : 2024-11-23 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-諸法空相(3)集字聖教序より 3.代表して「不」釈文:「不垢不浄 不増不減」書き下し文は「不垢不浄 不増不減なり」 鑑賞:一切のものは、不垢にして不浄であり、不増にして不減である。ここで「不」によって否定を表してる。『心経』はこの「不」によって、すべ […]
2024-11-21 / 最終更新日時 : 2024-11-22 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-諸法空相(2)集字聖教序より 2.不生不滅釈文:「不生不滅」書き下し文は「不生不滅なり」 鑑賞:この世界のあらゆる存在は、皆、空であるのだから、生ずるといっても、新しく生ずるものではない。滅するといっても全てが一切なくなってしまうのでもない。 生き死 […]
2024-11-20 / 最終更新日時 : 2024-11-20 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-諸法空相(1)集字聖教序より 1.是諸法空相釈文:「舎利子 是諸法空相。 不生不滅。 不垢不浄。 不増不減。」書き下し文は「舎利子よ 是の諸法の空相は不生、不滅。不垢、不浄。不増、不減なり。」 鑑賞:「諸法空相」について、諸法とはすべてのもののことで […]
2024-11-19 / 最終更新日時 : 2024-11-19 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経(11)集字聖教序より 11.受想行識も釈文:「受想行識 亦復如是」 鑑賞:前に出た五薀の中、最初の色薀が空であることを示したので、それ以外の四薀も空であると述べる。色は物質、肉体、受は感覚、想は意識であるが、色と同様に他の四薀も同様であるとい […]
2024-11-18 / 最終更新日時 : 2024-11-18 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経(11)集字聖教序より 11.色即是空釈文:「色即是空 空即是色」書き下し文は「色は即ち是れ空、空は即ち是れ色なり。」 鑑賞:「色即是空」はよく知られていることばである。すべては空であって何もないと考えがちであるが、それでは一面の見方にすぎない […]