2024-12-07 / 最終更新日時 : 2024-12-07 タオ 展覧会 第80回温知会書道展開催中12月10日(火)まで 東京都美術館にて 釈文:この道に寂しき光常にありていくたりの人を行(ゆ)かしめにけり作者:島木赤彦書:森田祥香
2024-12-06 / 最終更新日時 : 2024-12-06 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-真実不虚(1)集字聖教序より 1.是大神呪釈文:「故知般若波羅蜜多。是大神呪。」書き下し文は「故に知るべし、般若波羅蜜多は、是れ大神呪なり。」 鑑賞:「呪」は一般的に「のろい」というように読まれるが、仏教の専門語として用いられる場合は、大変に深遠な尊 […]
2024-12-05 / 最終更新日時 : 2024-12-06 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-三世諸仏(2)集字聖教序より 2.阿耨多羅(あのくたら)釈文:「得阿耨多羅三藐三菩提」書き下し文は「阿耨多羅三藐三菩提を得たまへり。」 鑑賞:「阿耨多羅三藐三菩提」は梵語の「アヌッタラ、サミャク、サンボーディン」音写。阿は無、耨多羅は上、三藐は正、三 […]
2024-12-04 / 最終更新日時 : 2024-12-04 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-三世諸仏(1)集字聖教序より 1.時を超えた仏方釈文:「三世諸仏 依般若波羅蜜多故」書き下し文は「三世の諸仏も、般若波羅蜜多に依りたまひしが故に」 鑑賞:「三世諸仏」過去・現在・未来の時を超えておられる仏方である。人は時の中に消滅を繰り返すが、諸仏は […]
2024-12-03 / 最終更新日時 : 2024-12-04 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-菩提薩埵(3)集字聖教序より 3.涅槃を釈文:「究竟涅槃(くぎょうねはん)」書き下し文は「涅槃を究竟す」 鑑賞:「涅槃」は梵語ニルヴァーナの音を写した語。「寂静」と訳す。意味は吹き消すこと、消滅である。煩悩を断じて絶対的な静寂に達した状態。仏教におい […]
2024-12-02 / 最終更新日時 : 2024-12-03 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-菩提薩埵(2)集字聖教序より 2.わだかまりがないから釈文:「無罣礙故。無有恐怖。遠離一才。顚倒夢想。」書き下し文は「罣礙無きが故に、恐怖有ること無く、一切の顚倒夢想を遠離して」 鑑賞:あらゆるさまたげ、わだかまりがないから、恐怖もない。『法句経』に […]
2024-12-01 / 最終更新日時 : 2024-12-01 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-菩提薩埵(1)集字聖教序より 1.菩薩は釈文:「菩提薩埵。依般若波羅蜜多故。心無罣礙。」 書き下し文は「菩提薩埵は、般若波羅蜜多に依るが故に、心に罣礙なし。」 鑑賞:「菩提薩埵」は菩薩のこと。さとりを求めて修行する人を指したが、後に大乗仏教で自利・利 […]
2024-11-30 / 最終更新日時 : 2024-11-30 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無無亦無得(2)集字般若心経より 2.無所得なるを釈文:「以無所得故」書き下し文は「無所得なるを以ての故に」 鑑賞:この前半で一切の万物は空である。その空なりと悟ったことが般若を体得したことだと思ってとらわれてしまう、と説いた。 後半部分では、体得したと […]
2024-11-29 / 最終更新日時 : 2024-11-29 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無智亦無得(1)集字聖教序より 1.智も無く釈文:「無智亦無得」書き下し文は「智も無く、亦た得も無し。」 鑑賞:一切の万物はすべて「空なる状態」にある。「五蘊」もない。「十二処」もない。「四諦」もない。このように「空」と体得することが般若の智慧であると […]
2024-11-28 / 最終更新日時 : 2024-11-28 タオ 禅と書のつながり 行書般若心経-無無明亦(3)集字聖教序より 3.苦集滅道も釈文:「無苦集滅道」書き下し文は「苦集滅道も無し」 鑑賞:「苦集滅道」とは四諦である。四諦とは、原始仏教の根本の教えで、苦諦・集諦(じったい)・滅諦・道諦のことである。「諦」はまこと、真理、またそれをさとる […]