2022-09-02 / 最終更新日時 : 2022-09-01 タオ 古筆の美しさ 恋すれば私の身は(2)関戸本古今集を臨書して 2.枕も流れるような 527「なみだ河枕ながるヽうきねには 夢もさだかに見えずぞ 有りける」 選字は、「な三堂か八万九らな可るヽ有きね 爾八ゆめ毛た可三要春所あ利 遣流」 歌意は、「枕の流れるような涙 […]
2022-09-01 / 最終更新日時 : 2022-09-01 タオ 古筆の美しさ 恋すれば私の身は(1)関戸本古今集を臨書して 1.恋をしたら 古今和歌集第十一恋歌一から関戸本古今集に書かれた歌を臨書で見ていきましょう。 526「恋ひ死ねとするわざならし むばたまの よるはすがらに 夢にみえつヽ」 選字は、「古飛志ねと春るわさならしむ者多 […]
2022-08-31 / 最終更新日時 : 2022-08-30 タオ 書いて置きたい詩歌 まっすぐな人は(2)トマス・キャンピオン詩を書く 2.希望に惑わず 「Where hopes cannot delude, Nor sorrow discontent: The man needs neither towers Nor armour for defenc […]
2022-08-30 / 最終更新日時 : 2022-08-31 タオ 書いて置きたい詩歌 まっすぐな人は(1)トマス・キャンピオン詩を書く 1.まっすぐな人は心が トマス・キャンピオン(Thomas Campion,1567-1620)は医者で音楽家で詩人だった。 「The man of life upright, Where guiltless hear […]
2022-08-29 / 最終更新日時 : 2022-08-29 タオ 琴線にふれる さっぱりとして欲が無く(5)五言律詩を書く 5.清らな風が 「澹泊眞吾事 清風別自茲」 書き下し文が、「澹泊 真に吾が事 清風 別に自ずから茲し」 現代語にすると、「さっぱりとして欲が無い、まさに自分の事 清い風が、特別に自然に吹いて […]
2022-08-28 / 最終更新日時 : 2022-08-24 タオ 琴線にふれる さっぱりとして欲が無く(4)五言律詩を書く 4.雲が谷を覆い 「回雲覆陰谷 返景照霜梨」 書き下し文は、「回雲 陰谷を覆い 返景 霜梨を照らす」 鑑賞:ここでは「陰」が太く大きく書かれ見応えがあります。下にある「谷」と熟語を 形成しますが、「谷」 […]
2022-08-27 / 最終更新日時 : 2022-08-24 タオ 琴線にふれる さっぱりとして欲が無く(3)五言律詩を書く 3.夕暮れ時の 「倚杖寒山暮 鳴梭秋葉時」 書き下し文は、「杖に倚る 寒山の暮 梭(ひ)に鳴る 寒山の暮」 鑑賞:二行目では「倚」を大きく展開して見せ場をしています。「寒」を 小さく書き「山」はしっかり […]
2022-08-26 / 最終更新日時 : 2022-08-24 タオ 琴線にふれる さっぱりとして欲が無く(2)五言律詩を書く 2.粗末な家が 詩形は五言律詩です。「荊扉帯郊郭 稼穡滿東菑」 語句解説:「荊扉」いばらの扉の粗末な家」。 「郊郭」城郭の外の郊外。 「稼穡」植え付けと刈り入れ。 「東菑」東の田んぼ。 現代語に […]
2022-08-25 / 最終更新日時 : 2022-08-24 タオ 琴線にふれる さっぱりとして欲が無く(1)五言律詩を書く 1.晩に故郷へ帰る 「晩歸故園二首」は俗世を離れ、故郷に帰り無欲な暮らしをしていることを詠んでいます。作者、李頎(りき)は唐の人で、生没年は不詳。開元二十三年(735)の進士。新郷県の尉(警察・軍事等に関する官)となりま […]
2022-08-24 / 最終更新日時 : 2022-08-21 タオ 思慕の情 あの人のことを全て忘れたいけれど(5)建礼門院右京大夫集を書きながら 5.そうは言っても忘れてしまうのは 釈文:「忘れむと 思ひてもまた たちかへり 名残りなからむ ことぞかなしき」 選字は、「王寸れ無と思ひてもま多ヽ地可遍利 名残り奈可羅无こ登曽か奈し […]