2025-08-19 / 最終更新日時 : 2025-08-20 タオ 感性豊かな才知 雪を白梅に見立てて歌を(6)和泉式部日記より 6.しばらくなぐさめても釈文:「など言ふほどに、例のつれづれなぐさめてすぐすぞ、いとはかなきや。」 選字は「那と言布保東耳例農つ連ヽヽ奈倶 沙めて須具寸所いと盤可難支や」 鑑賞:「つれづれ」一時的になぐさめることはできて […]
2025-08-18 / 最終更新日時 : 2025-08-18 タオ 感性豊かな才知 雪を白梅に見立てて歌を(5)和泉式部日記より 5.凍りつくほど釈文:「御返し、いでや、『冬の夜のめさへ氷りにとぢられて あかしがたきをあかしつるかな』」 選字は「御返し意傳や 婦ゆ農夜乃免佐へ氷り二東遅られて あ駕し可堂支越阿閑し徒る可奈」 鑑賞:「目」に「妻(め) […]
2025-08-17 / 最終更新日時 : 2025-08-17 タオ 感性豊かな才知 雪を白梅に見立てて歌を(4)和泉式部日記より 4.冬の夜釈文:「またの日、つとめて、『冬の夜の恋しきことにめもあはで 衣かた敷き開けぞしにける』」 選字は「ま多農日徒と免て 冬乃夜農恋し支こ登二免毛阿者て 故露も可多斯きあ希處志遣類」 鑑賞:「めもあはで」は目も合は […]
2025-08-16 / 最終更新日時 : 2025-08-16 タオ 感性豊かな才知 雪を白梅に見立てて歌を(3)和泉式部日記より 3.枝を折ると釈文:「とのたまはせたるに、『梅ははや咲きにけりとて 折れば散る 花とぞ雪の降れば見えける』」 選字は「東乃多まはせ多る爾 梅者はやさ幾耳介里登て折連八 千る花と處遊支の降連盤見え遣流」 鑑賞:前の宮の歌は […]
2025-08-15 / 最終更新日時 : 2025-08-15 タオ 感性豊かな才知 雪を白梅に見立てて歌を(2)和泉式部日記より 2.雪が降ると釈文:「雪降れば木々の木の葉も春ならで おしなべ梅の花ぞ咲ける」 選字は「雪布れ者木ヽ能この葉も春那らて 於し奈遍梅の者難曽佐支希類」 歌意は「雪が降ると、さまざまな木の葉も、春ではないのに、どの木にも梅の […]
2025-08-14 / 最終更新日時 : 2025-08-15 タオ 感性豊かな才知 雪を白梅に見立てて歌を(1)和泉式部日記より 1.雪が降ると釈文:「などきこえさせすぐすに、雪いみじう降りて、ものの枝に降りかかりたるにつけて」 選字は「那ときこ盈さ勢須久春耳雪い見志 具降り天毛能枝二布利かヽ里多流爾 徒介て」 鑑賞:「ものの枝に降りかかりたるにつ […]
2025-08-13 / 最終更新日時 : 2025-08-13 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(6)和泉式部日記を書いて 6.それでは恋の道を釈文:「御かへし、『われさらば進みてゆかん君はただ 法(のり)のむしろにひろむばかりぞ』」 選字は「御返し 王禮さ羅盤寸ヽ美弖以可无君者多ヽ 乃理能むし露爾飛ろ農は可利曽」 鑑賞:「弘む」は「進み」に […]
2025-08-12 / 最終更新日時 : 2025-08-13 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(5)和泉式部日記を書いて 5.あふみちに釈文:「あふみちは神のいさめにさはらねど のちのむしろにをればたたぬぞ」 鑑賞:「あふみち」に「逢ふ道」と「近江路」をかける。「近江路」は『伊勢物語』を引用した女の返歌に合わせた。 歌意は「あなたにお逢いし […]
2025-08-11 / 最終更新日時 : 2025-08-11 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(4)和泉式部日記を書いて 4.ほほえみのわけ 釈文:「ときこえたれば、うち笑ませ給ひて、御覧ず。このころは、御経ならはす給ひければ」 選字は「登聞えた連八うち笑ま勢多まひて 御覧春こ能古ろ盤御経なら者せ給ひ介れ盤」 鑑賞:「笑ませ給ひて」女が宮の […]
2025-08-10 / 最終更新日時 : 2025-08-10 タオ 感性豊かな才知 なぐさめに古歌を贈答歌として(3)和泉式部日記を書いて 3.あら、どうかされたのかしら釈文:「『あなもの狂ほし』と言晴れて、『恋しくは来ても見よかしちはやぶる 神のいさむる道ならなくに』」 選字は「阿奈もの久る本しと言者れて 恋し具盤支傳毛見よ可志地者やふ流 神農い佐むる道那 […]