2025-06-23 / 最終更新日時 : 2025-06-23 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(2)和泉式部日記を書いて 2.霜枯れのわびしさ釈文:「おぼしやらぬなめりかし、と思ひて、暮れつ方、きこゆ。『霜がれはわびしかりけりあき風の ふくにはをぎのおとづれもしき』」 選字は「おと越於本しやらぬ奈免里可志 登思ひて暮れつ方支ら遊 し裳可禮者 […]
2025-06-22 / 最終更新日時 : 2025-06-22 タオ 感性豊かな才知 荻の葉擦れの音を(1)和泉式部日記を書いて 1.雨風が強く釈文:「かくのみ絶えずのたまはすれど、おはしますことはかたし。雨風などいたう降り吹く日しも、おとづれ給はねば、人少ななる所の風の音を」 選字は「か久乃み絶え寸能多(堂)まは連と於者しま 須こ登者閑多し雨風奈 […]
2025-06-21 / 最終更新日時 : 2025-06-21 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(14)和泉式部日記より 14.さあ、いらっしゃい釈文:「かかること言はれじとおぼさば、いざ、たまへかし などのたまはせて、明けぬれば出でさせ給ひぬ。」 選字は「かヽ類こと言は連事登於本沙者いさ多満へ可し奈 度乃多万盤せて明希ぬれ者出弖佐せ多 ま […]
2025-06-20 / 最終更新日時 : 2025-06-20 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(13)和泉式部日記より 13.暮れてから釈文:「ときこえてあるほどに、暮れぬれば、おはしましたり。なほ人の言ふことのあれば、よもとは思ひながらきこえしに」 選字は「ときこ江てあ流本と二暮れぬ連八お者志 まし堂里な本人農言布ことの阿連八 よ裳とは […]
2025-06-19 / 最終更新日時 : 2025-06-19 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(12)和泉式部日記より 12.愛の本質は釈文:「御返り うらむらむ心はたゆな限りなく 頼む君をぞわれもうたがふ」 選字は「う羅無ら无心者多遊奈か支り那久 多のむ君越曽利連裳うた可ふ」 歌意は「わたしを恨みに思われる心は、今後も絶えずにいてくださ […]
2025-06-18 / 最終更新日時 : 2025-06-18 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(11)和泉式部日記より 11.疑ひ、恨みもせず釈文:「うたがはじなほうらみじと思ふとも 心に心かなはざりけり」 選字は「う堂か者那本有らみ志と思布と毛 こヽ楼耳許ころ可難盤佐り遣里」 歌意は「疑うことも、恨んだりすることも、もはやするまいと思っ […]
2025-06-17 / 最終更新日時 : 2025-06-17 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(10)和泉式部日記より 10.私の心をお見せして釈文:「なほいと苦しうこそ。いかにもありて御覧ぜさせまほしうこそときこえさせたれば」 選字は「奈ほ意と苦しう こ所い可耳毛阿利弖御覧せ佐世まほ し有許そ登支こ盈沙多れ盤」 鑑賞:「いかにもありて御 […]
2025-06-16 / 最終更新日時 : 2025-06-16 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(9)和泉式部日記より 9.宮の真意は釈文:「かくわぶる気色を御覧じてたはぶれをせさせ給ふなめり、とは見れど、なほ苦しうて」 選字は「か久王布流気色を御覧じて多盤婦連乎せ散勢多万ふ那め里とは美れと 奈保苦しう傳」 鑑賞:「かくわぶる気色を御覧じ […]
2025-06-15 / 最終更新日時 : 2025-06-15 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(8)和泉式部日記より 8.あなたのおそれは釈文:「ときこえたれば、『君はさは名の立つことを思ひけり 人からかかる心とぞ見る』これにぞ、腹さへ立ちぬるとぞある。」 選字は「と支こ盈多れ盤 きみ者佐盤名の多徒こ登越思ひ遣里 飛と閑らかヽ流心と曽見 […]
2025-06-14 / 最終更新日時 : 2025-06-14 タオ 感性豊かな才知 宮の疑念と女の逡巡(7)和泉式部日記より 7.今の間に釈文:「まことに、かくもおぼされば、『今の間に君来まさなん恋しくて 名もあるものをわれ行かんやは』」 選字は「満こと耳閑久も於本され者 伊ま能万耳君来満さ奈无恋しと傳 名裳あ類もの越わ連行可無や盤」 歌意は「 […]