藤原佐理書状(14)離洛状を臨書して
14.入境之日
釈文:「入境之日未有一定」
解説:「入」一画目は筆を開き素朴ともいえるが、二画目は微妙に線の太さを変えて慎重に運筆している。「境」は和様の行成よりも中国漢字に近いといえる。
「未有」二字の連綿に特徴がある。「未」の終画を横に伸ばして下に「有」を縮めておさめる。
「一定」「定」の用例は『和様字典』ではなく『新書道字典』に載り、王羲之の流れをくみ力強い。
参考文献:藤原佐理集 二玄社

14.入境之日
釈文:「入境之日未有一定」
解説:「入」一画目は筆を開き素朴ともいえるが、二画目は微妙に線の太さを変えて慎重に運筆している。「境」は和様の行成よりも中国漢字に近いといえる。
「未有」二字の連綿に特徴がある。「未」の終画を横に伸ばして下に「有」を縮めておさめる。
「一定」「定」の用例は『和様字典』ではなく『新書道字典』に載り、王羲之の流れをくみ力強い。
参考文献:藤原佐理集 二玄社
