十二月十八日に贈答歌の終焉(1)和泉式部日記から

1.やはり、自分は
釈文:「いかにおぼさるるにかあらん、心細きことをのたまはせて、『なほ世の中にありはつまじきにや』とあれば」

選字は「移可耳於本さ流ヽ爾か阿ら無心細支 こ東越農多万は勢弖な保世の中二 あ里盤徒まし支にやと阿連八」

鑑賞:「なほ世の中にありはつまじきにや」やはり、自分はこの世の中で寿命を全うできないのではないか。

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社