冷たい霜が降る朝に(1)和泉式部日記から

1.あくる日の
釈文:「またの日の、まだつとめて、霜のいと白きに、ただ今のほどはいかが とあれば」

選字は「又の日のま多徒と免て霜農い登し路支 耳堂ヽ今乃本と八意可ヽ度阿連盤」

鑑賞:「またの日」次の日「ただ今のほどはいかが」宮さまの言葉。早朝、霜の降りた寒い日を案じた宮から女へ文か。

参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社