旧暦三月三日桃に付して口ずさむ(2)和漢朗詠集から

2.桃李の花が

釈文:「春之暮月 々之三朝 天酔干花 桃李盛也」

書き下し文は「春の暮月、月の三朝、天花に酔へり、桃李の盛んなるなり。」

現代語にすると「暮れゆく春の三月三日、空は花の色に映えて酔ったかのようにかすみ、桃李の花が今を盛りと咲いています。」

参考文献:和漢朗詠集 川口久雄訳注 講談社学術文庫