「出師表」諸葛孔明(4)小楷を臨書する

4.先帝が遺された臣下

楷書前後出師表巻 祝允明書 祥香臨

 「侍中侍郎郭攸之 費禕 董允等
  此皆良実 志慮忠純 是以先帝簡抜 以遺陛下
  愚以為宮中之事 事無大小 悉以咨之

  然後施行 必能裨補闕漏 有所広益也
  将軍向寵 性行淑均 暁暢軍事
  試用於昔日 先帝称之日能


意味は、先帝に仕えた官吏の名を上げて、志に真心があり純粋であることを述べ、彼らにアドバイスを求めるよう進言します。将軍向寵は、性格行動ともに宜しく公平で、先帝も有能であると認めておられた。

このように、選定の部下たちを称えその人物の卑しからざるところを指摘しています。真心、純粋や公平といった人となりを第一に評価しているところに心ひかれます。

参照:楷書前後出師表巻 諸葛亮作 祝允明書 東京国立博物館蔵