和泉式部日記を書く(六十六)-くらきより(1)
1.播磨ひじりに
釈文:「播磨ひじりにやる」
選字は「盤り万の飛し里にやる」
鑑賞:「播磨ひじり」播磨国書写山口教寺の性空。花山院(花山天皇のこと。冷泉天皇の第一皇子。中宮の死を悼み、藤原兼家・道兼にあざむかれて花山寺に入り出家した。拾遺和歌集はその撰という。)をはじめ、円融院・藤原道長・公任らに尊ばれ信仰を受けた。
しかしながら、都へ上ることはなかったという。多くの女人が結縁(仏道に入る縁を結ぶこと)を求めたといわれている。
参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注 新潮社


