和泉式部集を書く-夏-(1)

1.夏の夜は
釈文:「夏の夜は ともしの鹿の 目をだにも あはせぬほどに 明けぞしにける」

選字は「夏の夜盤と裳し乃鹿農免を多二 毛阿者勢ぬ本と耳明希處し爾遣る」

歌意は「夏の夜はともし(鹿を獲るために設けた柵)の鹿さえも目を閉じる間もないほどに早く夜が明けてしまう。」