藤原佐理書状(1)離洛帖を臨書して
1.離洛帖とは
「離洛・・」に始まる書状。正暦二年(991)の正月二十七日、春の除目で佐理は太宰大弐に任ぜられた。太宰府の地に置かれた対外および九州の総管府として重視された役所の次官として赴任する予定だった。
四月二十六日に皇后宮権大夫を兼務することとなり、筑紫への赴任が遅れた。その後、摂政藤原道隆に赴任の挨拶を失念した。そこで道隆の従兄弟に詫びのとりなしを申し送ったもの。
参考文献:藤原佐理集 二玄社

1.離洛帖とは
「離洛・・」に始まる書状。正暦二年(991)の正月二十七日、春の除目で佐理は太宰大弐に任ぜられた。太宰府の地に置かれた対外および九州の総管府として重視された役所の次官として赴任する予定だった。
四月二十六日に皇后宮権大夫を兼務することとなり、筑紫への赴任が遅れた。その後、摂政藤原道隆に赴任の挨拶を失念した。そこで道隆の従兄弟に詫びのとりなしを申し送ったもの。
参考文献:藤原佐理集 二玄社
