久米禅師と石川郎女の歌四首(3)金沢本万葉集から

3.郎女の返歌
原文:「三薦苅信濃乃真弓不引為而強佐留行 事乎知跡言莫君二」

書き下し文は「三薦苅(みこもかる)信濃乃真弓(しなののまゆみ)不引為而(ひかずして)強佐留行事乎(しゐさるわざを)知跡言莫君二(しるといはなくに)」

歌意は「みこもを刈る信濃の弓を引くように、女性にプロポーズをしないで、相手に結婚の意思を確かめることはできないでしょうに。」

参考文献:金沢本万葉集 藤原定信筆 二玄社