2025-10-20 / 最終更新日時 : 2025-10-20 タオ 万葉集を味わう 万葉集の相聞歌(13)金沢本を臨書して 13.君をば釈文:「居明かして君をば待たむぬばたまの わが黒髪に霜はおくとも」 選字は「ゐあ可してき見をはま多むぬ者たまの わ可久ろ可み爾しもは於久と无」 特徴:「字の大小と疎密」自然な流れの中で文字の代償を盛り込みなが […]
2025-10-19 / 最終更新日時 : 2025-10-19 タオ 万葉集を味わう 万葉集の相聞歌(12)金沢本を臨書して 12.いあかして釈文:「居明而君乎者将待奴婆珠能吾黒髪爾 霜者零騰父」 書き下し文は「居明而(ゐあかして)君乎者将待(きみをばまたむ)奴婆珠能(ぬばたまの)吾黒髪爾(わがくろかみに)霜者零騰父(しもはおくとも) 鑑賞:「 […]
2025-10-18 / 最終更新日時 : 2025-10-18 タオ 万葉集を味わう 万葉集の相聞歌(11)金沢本を臨書して 11.穂の上の釈文:「秋の田の穂の上に霧あひ 朝霞いづへのかたにわが恋ひやまむ」 選字は「阿支能多の本能うへ爾き利あひあさかすみ い徒への可多にわ可こひや万む」 歌意は「秋の田の実った稲穂の上にかかっている朝の霞がどこか […]
2025-10-17 / 最終更新日時 : 2025-10-17 タオ 万葉集を味わう 万葉集の相聞歌(10)金沢本を臨書して 10.秋の田の釈文:「秋田之 穂上爾霧相 朝霞 何時邉乃方二 我戀将息」 書き下し文は「秋田之(あきのたの)穂上爾霧相(ほのへにきらふ)何時邉乃方二(いづへのかたに)我戀将息(わがこひやまむ)」 語釈:「穂の上に霧らふ」 […]
2025-10-16 / 最終更新日時 : 2025-10-16 タオ 万葉集を味わう 万葉集の相聞歌(9)金沢本を臨書して 9.このままで釈文:「ありつヽも君をば待たむ 打ち靡くわが黒髪に霜おきまよひ」 選字は「あ利つヽもきみをはま多むうち那ひ久 わ可久ろ可み爾しも於きまよひ」 歌意は「このままで、あなたの来られるのをお待ちしましょう。 私の […]
2025-10-15 / 最終更新日時 : 2025-10-16 タオ 万葉集を味わう 万葉集の相聞歌(8)金沢本を臨書して 8.黒髪が釈文:「在管裳君乎者将待打靡吾黒髪爾霜 乃置萬代日」 書き下し文は「在管裳(ありつつも)君乎者将待(きみをばまたむ) 打靡(うちなびき)吾黒髪爾(わがくろかみに)乃置萬代日(しものおくまで)」 鑑賞:磐姫の御歌 […]
2025-10-14 / 最終更新日時 : 2025-10-14 タオ 万葉集を味わう 古を訪ねて万葉集の相聞歌(7)金沢本を臨書して 7.高い山の釈文:「かくばかり戀ひつつあらずは高山の 磐根しまきて死なましものを」 選字は「可久者可利こひつヽあらすは多可やまの い者ねしま支て志那ましものを」 歌意は「このように恋いしたってばかりよりは、高い山の磐を枕 […]
2025-10-13 / 最終更新日時 : 2025-10-13 タオ 万葉集を味わう 古を訪ねて万葉集の相聞歌(6)金沢本を臨書して 6.かくばかり釈文:「如此許戀乍不有者高山之磐根四巻手 死志麻死物呼」 書き下し文は「如此許(かくばかり)戀乍不有者(こいつつあらずは)高山之(たかやまの)磐根四巻手(いわねしまきて) 死奈麻死物乎(しなましものを)」 […]
2025-10-12 / 最終更新日時 : 2025-10-12 タオ 万葉集を味わう 古を訪ねて万葉集の相聞歌(5)金沢本を臨書して 5.あなたが旅に釈文:「君が行きけ長くなりぬ山たづね 迎へか行かむ待ちにか待たむ」 選字は「きみ可ゆ支けな可久那利ぬやまたつね む可へか遊可むまち爾かまた無」 歌意は「あなたが旅に行かれてから日数が経ってしまった。山をた […]
2025-10-11 / 最終更新日時 : 2025-10-12 タオ 万葉集を味わう 古を訪ねて万葉集の相聞歌(4)金沢本を臨書して 4.磐姫皇后は原文:「磐姫皇后思天皇御作号四首 君之行氣長成奴山多都禰迎加将行待爾可将待」 万葉仮名の中で「君」「行」「山」「迎」「待」は漢字を表意文字として用いている。 読み方は「君(きみ)之(か)行(ゆき)氣長(けな […]