2025-09-20 / 最終更新日時 : 2025-09-20 タオ 感性豊かな才知 北の方の沈黙(1)和泉式部日記を書いて 1.御姉からの文釈文:「北の方の御姉、春宮の女御にてさぶらひ給ふ。里にものし給ふほどにて、御文あり。いかにもこのごろ、人の言ふことはまことか」 選字は「北の方の御姉春宮能女御耳て佐布ら比多 ま婦里爾裳能し多万不ほと二て御 […]
2025-09-19 / 最終更新日時 : 2025-09-19 タオ 感性豊かな才知 院の御所にて参賀の儀式(7)和泉式部日記から 7.いたたまれない思いの釈文:「かかるいとかたはらいたくおぼゆれば、いかがはせん、ただともかくもしなはせ給はんままにしたがひて、さぶらふ。」 選字は「かヽ流意と可多 盤らい多具於本ゆれ者以可ヽ者勢无堂ヽと も可供毛し奈佐 […]
2025-09-18 / 最終更新日時 : 2025-09-18 タオ 感性豊かな才知 院の御所にて参賀の儀式(6)和泉式部日記から 6.移り変わりが早く釈文:「うたてもあるかな、と心づきなければ、うちにも入らせ給ふこと、いと間遠なり。」 選字は「う堂て毛 あ流可奈度心徒支奈希連八う遅爾裳 入ら勢多万ふこといと間遠奈利」 鑑賞:「うたて」(ウタタ)の転 […]
2025-09-17 / 最終更新日時 : 2025-09-17 タオ 情報 院の御所にて参賀の儀式(5)和泉式部日記から 5.下仕えのものでさえ釈文:「かくてさぶらふほどに、下衆などのなかにも、むつかしきこと言ふをきこしめして、かく人のおぼしのたまふべきにもあらず」 選字は「か久轉さ布らふ保と耳下衆奈と能な可に毛むつ 可し支故と言婦をき古志 […]
2025-09-16 / 最終更新日時 : 2025-09-16 タオ 感性豊かな才知 院の御所にて参賀の儀式(4)和泉式部日記から 4.管弦の会に釈文:「御送りに上達部数をつくして居給ひて、御遊びあり。いとをかしきにも、つれづれなりし古里まづ思ひ出でらる。」 選字は「御送利 に上達部可寸越つ久志傳居多ま比て御遊ひあ 里いと遠可し支に毛徒連ヽヽ奈梨志古 […]
2025-09-15 / 最終更新日時 : 2025-09-16 タオ 感性豊かな才知 院の御所にて参賀の儀式(3)和泉式部日記から 3.障子に穴をあけて釈文:「まづそれをば見でこの人を見んと、穴をあけさわぐぞ、いとさまあしきや。暮れぬれば、こと果てて、宮入らせ給ひぬ。」 選字:「万徒曽連越者見てこの人を見無と穴を 阿希散利久處いとさ満あし支や 暮れぬ […]
2025-09-14 / 最終更新日時 : 2025-09-14 タオ 感性豊かな才知 院の御所にて参賀の儀式(2)和泉式部日記から 2.恥じる思い釈文:「うつくしげにて、多くの人にすぐれ給へり。これにつけてもわが身恥かしうおぼゆ。上の御方の女房、出で居て物見るに」 選字は「ヽ(う)都具し希二 傳多久の人二春九連給へ里こ禮耳つ介て 裳王か身恥可しう於本 […]
2025-09-13 / 最終更新日時 : 2025-09-14 タオ 感性豊かな才知 院の御所にて参賀の儀式(1)和泉式部日記から 1.院の拝礼釈文:「年かへりて、正月一日、院の拝礼に、殿ばらかずをつくして参り給へり、宮もおはしますを、見まゐらすれば、いと若う」 選字は「年可倍りて正月一日院の拝礼に殿者か春を 徒久し天参利多ま部里宮も於者しま須乎 見 […]
2025-09-12 / 最終更新日時 : 2025-09-13 タオ 感性豊かな才知 北の方も主人としての愛情で(6)和泉式部日記より 6.宮の寵愛ぶり釈文:「さらに御前も避けさせ給はず、上の御方にわたらせ給ふことも、たまさかになりもて行く。おぼし嘆くこと限りなし。」 釈文:「散ら二御前も避介さ勢多まは春上乃 御方耳わ多羅せ多万布こ東もたま散可二 奈利裳 […]
2025-09-11 / 最終更新日時 : 2025-09-13 タオ 感性豊かな才知 北の方も主人としての愛情で(5)和泉式部日記より 5.宮のお側に仕へて釈文:「かくて日ごろ経(ふ)れば、さぶらひづきて、ひるなども上にさぶらひて、御櫛なども参り、よろづにつかはせ給ふ。」 釈文:「か具て日こ露布連八沙ふら飛徒支弖比る奈と毛 上耳佐不らひ天御久志なとも満井 […]