時雨の紅葉・風の前なる(14)和泉式部日記を書いて
14.散る紅葉に
釈文:「もみぢ葉の見にくるまでも散らざらば 高瀬の舟のなにかこがれん」
選字は「毛美千者能見耳具流まて裳ちら 斜ら八高瀬の舟乃な爾駕こ可霊无」
歌意は「紅葉は散るから憧れるのです。その紅葉が散らずに残っているなら、あなたのことをこがれたりいたしません。」
鑑賞:「高瀬の舟の」は「こがれ」と「漕がれ」を導く助詞。
参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注
和泉式部日記 清水文雄校注 岩波文庫

14.散る紅葉に
釈文:「もみぢ葉の見にくるまでも散らざらば 高瀬の舟のなにかこがれん」
選字は「毛美千者能見耳具流まて裳ちら 斜ら八高瀬の舟乃な爾駕こ可霊无」
歌意は「紅葉は散るから憧れるのです。その紅葉が散らずに残っているなら、あなたのことをこがれたりいたしません。」
鑑賞:「高瀬の舟の」は「こがれ」と「漕がれ」を導く助詞。
参考文献:和泉式部日記 和泉式部集 野村精一校注
和泉式部日記 清水文雄校注 岩波文庫