「千字文」智永にみる草書の筆法(6)臨書して

6.露は結んで
釈文:「露結為霜」
書き下し文は「露結んで、霜となる」

鑑賞:霜は草木を潤し、露が凝結すると霜となる。その気はあらゆる草木を枯らすことができる。秋の露は、夕暮れに結んで露となり、朝にはかたまって霜となる。

参考文献:千字文 小川環樹他編 岩波文庫