60歳からの楽しい「かな」(1)かな書をはじめる

1.かなの起筆
基本のかなの用筆法は漢字と異なるところがある。かなの線を練習して体で覚えるようにすると、実際にかなを書いた時にスムーズに入ることができる。

まずは、縦線。右からスーと筆の先からそのまま伸ばす。次に、初めの筆の入れ方(起筆)をトンとあててから伸ばす。三番目は筆を落としてから、筆の腹まで筆を開き、閉じながらのばす。

続いて、横線。縦線と同じように最初はスーっとひく。次にトンと当ててから引く。三番目は一度筆を逆から入れ(逆筆)てから引く。四番目はさらに逆筆のあたりを強くしてから引く。

参考文献:かな書道入門 土橋靖子著 芸術新聞社