あかつき起きの文に五首贈答歌その一(1)和泉式部日記から
1.風の音
釈文:「御覧ずれば、『風の音、木の葉の残りあるまじげに吹きたる、つねよりもものあはれにおぼゆ。」
選字は「御覧春れ者風乃音木の葉農残利ある まし遣耳吹支多流つ年よ里裳ヽ 能ヽ阿盤連にお本ゆ」
鑑賞:手習のようにして書いた歌をふみし仕立てて、宮さまへお贈りした。以下は宮がご覧になった内容を語る。
大意は「この葉が一枚も残らず吹き抜ける風の音がいつもよりもあはれに感じる。」
参考文献:和泉式部日記 野村精一校注 新潮社
1.風の音
釈文:「御覧ずれば、『風の音、木の葉の残りあるまじげに吹きたる、つねよりもものあはれにおぼゆ。」
選字は「御覧春れ者風乃音木の葉農残利ある まし遣耳吹支多流つ年よ里裳ヽ 能ヽ阿盤連にお本ゆ」
鑑賞:手習のようにして書いた歌をふみし仕立てて、宮さまへお贈りした。以下は宮がご覧になった内容を語る。
大意は「この葉が一枚も残らず吹き抜ける風の音がいつもよりもあはれに感じる。」
参考文献:和泉式部日記 野村精一校注 新潮社