字を書く姿勢(3)書を始めてみて
3.座った時の腕は
エ)両腕は自然に張り、右手に筆を持ち左手は紙を押さえてバランンスの取れた姿勢にします。左手を机の下や足の上に置くと、重心がくずれてバランスが失われますので注意します。
オ)両足は、椅子に座っている時は自然に開いて、並行に置き全身を安定させます。床や畳の上に座っている場合は、正座が望ましいです。やはり膝の間はつけずに少し開けて安定させます。
体格によっても異なりますが、自然な開き具合に合わせて両足を離します。両足は重ねたり、揃えたりすると窮屈に感じたり、バランスが崩れて両肩が傾いてしまいます。大事なことは、全身が安定していることです。
参考文献:図解書法 閔祥徳 マール社