奮い立って飛び上がると(3)荘子を書く

3.海がうごくとき

荘子

 「海運則
  将徒於南
  冥」
読み下し文は、「海の運くとき即ち将に南冥にうつらんとす。」

「海の運くとき」とは、『釈文』によると「運は転なり」とあり、嵐で海が荒れることです。
また、他には「海動けば必ず大風あり」ともいう。*①

内容は、「この鳳は、海が荒れ狂うときには、南の果ての海へと駆け上る」

 出典:*① 荘子 金谷治訳注 岩波書店